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記事No.1113に関するスレッドです

飲まずにいられないわけではない / 淳吉郎
☆たとえば、朝食における白米と味噌汁、漫才におけるボケとツッコミ、ライブ会場における「ノッてるかーい」「イェーい」。それは、まるで、切っても切っても切り離せない永遠の糸引き納豆みたいなふたつであり。

☆好きなレコードをいろいろ聴いてると「おーキターっ!」みたいな瞬間がたくさんありまして。
そのうちのひとつに連続する2曲のカッコよさみたいなもんがあるんだ。こう来て次にこう来るかぁ?みたいな。1曲が終わって次の曲が始まるインターバルの時間も重要で。2曲の繋ぎの“間”。これもアートの一種だと思う。
絶妙な間でカッコいい2曲が流れる。これこそ最近の若者言葉で言うところの「くぅ〜〜〜カッケーっ!」でしょうか。

☆先週の土曜日はライブ・ハウスをはしご。
夜中からの降水確率がグン!ってアップしてたので乗用車にて街中へ。俺が飲酒しない土曜日なんて珍しい。それは、まるで、ミック・ジャガーが腰を一回もフリフリせずにショーを終えたような日。そんくらい珍しいのさ。

☆ライブハウス;メリー・ユーへ。
The 弾丸ノイズがライブ。その日はカバー・バンド大会らしく。かれらはTHE BLUE HEARTSを演るとの事。
とてもいい選曲だった。唄や演奏がブルーハーツのライブ映像からのヴァージョンだったのもグー。そして、なによりもかれらは『月の爆撃機』『1000のバイオリン』を続けて演ったんだ。これは“STICK OUT”というアルバムの最後の2曲。
実はこの2曲、ボクにとっての極上な糸引き納豆的・ブルーハーツ・ナンバーなのでした。

☆ライブハウス;ズート・ホーン・ロロへ。
キャプジャリ、chinさん、青木智幸さんがライブ。
ギター&ボイス、キーボード&ボイスの2人組のキャプジャリ。ボーカルじゃなくってボイスという感じ。エレクトリックなお経という感じもする。
キーボードが所有する機能を使ってダンサブルな反復ビート狂騒曲という感じのchinさん。
UP-TIGHTのギター&ボーカルである青ちゃんのソロはどこで観ても“ひとりアップタイト”と呼べる世界を放ちます。そして唄の力がダイレクトに届いてくるんだ。

☆夜中から降り始めた雨が朝にはやんでた日曜日。
昨年11月頃にプランター植えしたチューリップの球根が芽を出していた。嬉しくなってビールを飲み始めた日曜日。
「酒好き」これは言い替えれば「何かと理由を付けて飲み始める人種」と言って差し支えないでありましょう。

☆昨日も今日も、そして明日も、昼間の仕事から解放された記念に、いい音楽が部屋で鳴っているから、お酒さんから「どうぞわたしを飲んでください」って懇願されたから、わたしは飲むのでしょう。

写真は1984年発表、A.R.B.のアルバム“YELLOW BLOOD”。B面4曲目に『飲まずにいられない』収録。

No.1113 - 2014/01/28(Tue) 22:17:12