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記事No.1130に関するスレッドです

トレイントレイン?@ / 淳吉郎
☆鉄道マニアではないけど、移動手段として電車を使うのが好きだ。
乗りながら本を読んだり、酒を飲んだり、考えたり、寝たり。電車は便利な乗り物さ。
移動しながら複数の事が同時にできるなんて、まるで大道芸人みたいじゃないか。
そして、それは時間の有意義な使い方だともいえるでしょう。

☆5月1日(木)午後3時20分浜松駅発の新幹線こだま660号で東京へ向かった。
下北沢のライブハウスにて1日と2日の2日間に渡ってシーナ&ロケッツの2daysライブがあるのさ。
5月2日は鮎川誠さん66歳の誕生日なのです。

☆会場に着くとゴキゲンなレコードが流れてる。DJは音楽評論家;山名昇さん。ビートの効いた曲から浮き雲みたいな曲まで。年代・ジャンルにこだわらない選曲でサイコー。

☆ロケッツのライブが始まった。いつもかれらが登場する時には実際のロケット発射の時の「テン・ナイン・エイト・・・スリー・ツー・ワン・ゼロ・どかぁ〜ん(発射音ね)」っつーカウントダウンSEが流されるわけです。
わたしの左前方にいた40歳過ぎの女性二人がそれを聞きながらこう言った
「わぁ〜なつかしぃ〜」
「ほらほら、あんた前に行けば」
「いやいや、もう歳だから」

☆おそらく久しぶりに彼女らはライブに来たんだな、と思った。
「ボクの66歳の誕生日を祝いに来てくれたんだね、ありがとう」
ってわたしは鮎川さんの代わりにふたりにお礼を言ったのさ、心の中で。

☆2日間のライブでそれぞれ20曲以上を演奏。もちろん数曲は選曲が違っていた。こーゆーのが2daysとか3daysライブの楽しみだし。
1日目では山名さんが1910フルーツガム・カンパニーの『トレイン』を開演前に流してたのを受けて鮎川さんが言った
「今日のDJは山名。最高の選曲ありがとう。さっきフルーツガムの『トレイン』も流したけど俺とシーナも東京に来るときにガタンゴトン列車の中で揺られながら作った曲があるので演ります。『トレイントレイン』」。
乗りながら本を読んだり、酒を飲んだり、考えたり、寝たり、曲を作ったり。電車は便利な乗り物なのさ。

☆4月中旬にインターネットの世界でこんな情報を耳にした「シーナ&ロケッツが新作のレコーディングをしている」。
今回の2daysライブで一曲でもいいから聴きたいと思っていた。新曲こそがバンド活動の源(みなもと)と個人的に思っています。
そして鮎川さんが言った
「1月は正月で寝てて、2月はストーンズが来て舞いあがってて、3月はウィルコが来てぶっ飛んでて、んで4月は俺たちレコーディングしてました。7月に発売する予定です。今日はその中から一曲聴いて下さい」。
やったー!いぇ〜いっ! その時のわたしはまるで宝くじで1万円を当てた人のような喜びようです。でも自信持って断言するぜ。あん時の俺こそが世界中でいちばん幸せな男だったのさ。

☆1日目は一曲披露。2日目はその曲と、もう一曲披露。ストーンズ・ライクな曲とグループサウンズ・ライクな曲だった。
7月のアルバム発売が本当に楽しみ。

☆今年、結成から36年目に突入しているシーナ&ロケッツ。ぼくらファンのみんなはその列車の連結車両みたいなものだと思います。

写真はシナロケの新作フライヤーと5月2日に発刊された清志郎さんの新刊本。

No.1130 - 2014/05/05(Mon) 22:07:49