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記事No.1147に関するスレッドです

The singer not the song。 / 淳吉郎
☆ストーンズの曲に『シンガー・ノット・ザ・ソング』って曲がある。
曲調カッコいい。けど歌詞もカッコいい「大事なのは楽曲じゃなくって唄ってる人(もしくは唄ってる事自体)なんだよ」って。
大好きな曲。

☆8月8日は浜松ビスケットタイムへ本間章浩さんと柳茶屋のライブを観に行った。

柳茶屋、一曲目でボーカル・マイクから声が出なかったりギター・アンプから音が出なかったり等のアクシデント。けどベースとドラムはビートを刻み続けてた。やがてトラブルも解消、ライブが終わった時にはいつもとおんなじ柳茶屋の世界だった。

本間さんのライブは今回、エレアコの接触不良で音が出なかったりギターの弦を3本も切ってしまうようなライブだった。でも、すごく心を動かされた。
「シンガー・ノット・ザ・ギター。大切なのはギターに合わせて唄うんじゃない。まず唄があって、ギターをそこにあわせてくんだ」って。
そんな気がしたんだ。それは“ブルース”ってものにスゴく近いと思う。

☆8月13日は2本の映画を観た。名古屋の映画館まで。
『リアリティのダンス』と『山口冨士夫 / 皆殺しのバラード』。

リアリティ〜はアレハンドロ・ホドロフスキー監督。85歳になる監督の最新作との事。お名前は知らなかったけど代表作が『エルトポ』『ホーリーマウンテン』と知って「こりゃぁ観なきゃだな」。2本とも25年以上前に観た映画。そしてこの新作、とんでもなく面白かった。
多くの人が睡眠中に夢を見ると思う。その内容って他人に説明しても理解が難しい超個人的な事じゃん。日頃の不安や不満や期待や欲望とか。んで、それぞれはつながりが無いのに夢ん中ではストーリーになっちゃってるんだよね。怖いけど面白い、あの感じだった、この映画は。

皆殺し〜は一年前に他界されたロッカー;冨士夫さんの結果的には晩年となってしまったここ数年のライブ映像によるドキュメンタリー・タッチの映画だった。
この映画はいろんな方に観てほしいと思う。特にファンの方には観られることをお勧めします。冨士夫さんの長いバンドマン生活の中、どの時期が好きかはファンそれぞれで分かれると思うけどね。

☆8月14日は浜松ズート・ホーン・ロロへ青木智幸&望月治孝DUOとだあこえ&たかぼーのライブを観に行った。
青ちゃんと望月さんは8月11日から17日まで全6公演のレコ発サマーツアー。
♪オうオー サマ〜ツわぁ〜 急いで た〜び立てジャッークっ♪って清志郎が唄ってるぜ。

だあこえさん、イイ感じでその夜もユルユルなMC。スリーフィンガーっつー指弾き奏法があるんだけど、それを使った曲が沁みた。夏の風情を勝手に感じたんだ。
青ちゃんと望月さんはGt.&Vo.とSaxでのデュオ。お互いの演奏をお互いの間合いで読みあいながらつかず離れずのライブ。即興的でもあるし計算的でもある感じ。つまり、それは、スリリングって事だ。

☆8月16日は日比谷野音へSION with THE MOGAMIのライブを観に行った。
モガミというバンドはGt.;藤井一彦 Ba.;井上富雄 Dr.;池畑潤二 Kb.細見魚。
シオンのライブは何度か観てるけどアコースティックばっかりだった。今回は「やっとバンドのシオンを観れる!」って、楽しみだった。バンド・メンバー、どヤバいし。

新作『不揃いのステップ』を主にした選曲。こーゆーのが好き。シオンの唄を中心にバンドはアンサンブルを鳴らしてた。問答無用なカッコよさだった。
やっぱり「シンガー・ノット・ザ・ソング」だと思う。

☆駅のホームに立っていた。すると待ち焦がれた列車がやっとホームに入って来たんだ。プレートには《夏休み号》って記されてる。5月6日から8月9日まで3か月間も待ち続けたんだぜ。
列車はボクが乗った瞬間、リニア・モーターカーよりも速いスピードで終着駅に届けてくれやがった。ばかやろう。
再び駅のホームに立ってるのさ。《冬休み号》を待ってるんだ。

写真は野音の後に立ち寄った新宿にあるロックバー“ROLLING STONE”。
先日、今年の11月で42年間(!)の歴史に幕をおろし閉店ってニュースを聞いた。
なので25年ぶりぐらいに寄った。したら引っ越ししてるし、店の雰囲気も健康的になってた(笑い)。

No.1147 - 2014/08/17(Sun) 23:09:17