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記事No.1167に関するスレッドです

スリーデイズ。 / 淳吉郎
☆今はそれほどでもないかもしんないが、長髪の男を見ると「あの人、バンド演ってそうよね」なんて。多くの人々が長い髪を見かけただけで、そう判断してしまう事がありました。
それは、あながち外れてなく。むしろ70パーセントの確率で的中してたかもしんない。
そんな時代もあったんだ。

☆BARBARIAN(バーバリアン)という英単語があります。
所有する1981年発刊の講談社英和辞典で調べたら『野蛮人』と書いてある。
なるほど、たしか60年代のビートグループに“BARBARIANS”ってバンドが存在してたはず。ボクはレコード持ってないけど。70年代にはキースとロニーがストーンズとは別のプロジェクトで“BARBARIANS”って名乗って活動してた気もする。ボクはブート盤持ってないけど。
きっと、ロック好きな人にはピンっ!ってくるネーミングなんだ、バーバリアンって言葉は。

☆11月3日は浜松G-SIDEにて“ROCK’N’ROLL BARBARIANS TOUR 2014”って名付けられたイベントでDJを担当。
出演順にLONESOME DOVE WOODROWS、夜のストレンジャーズ、THE HAVENOT’S、VIOLETS、THE PRIVATES。
素晴らしい夜だった。全バンドがそれぞれの持ち味を爆発させていた。でも、全部がロックンロールだったんだ。ROCK’N’ROLLって言葉をもつ音楽の力を体感しました。

☆そんなロックンロールの夜をさかのぼること一日。11月2日は浜松BISCUIT TIMEにて友人 吉良ちゃんとNariちゃんのアコギ・ライブ観戦。
キラちゃんは途中のギター・チューニング時にチューニング・メーターを使わずにチューニングしていた。ちゅーちゅーちゅーだ。でも、これがカッコ良かったの。6本の弦がバランスよく調律されてれば、それは音がくずれたことにはならないと思う。だって弾き語りなんだもん。
Nariちゃんは唄の力が素晴らしい。ギターを中心にして唄ってるんじゃなく、唄を中心にギターが鳴っていた。カッコいい。これが弾き語りの醍醐味であり、もっと言っちゃえばバンドだってそうあるべきだと思う。唄を中心に世界は廻っているのさ。

☆そんな弾き語りの夜をさかのぼること一日。11月1日は大阪Pangeaで大好きな米国のバンドTHE MUFFSのライブ観戦。
新作を発表してのツアー。マフスはライブ中にメンバーがよく喋るんだけど今回は特にその傾向が強かったかな。一曲目始まって、終わったらいきなり喋りだすし。2曲続けたらまた喋る。みたいな。演奏自体はもちろん手抜き無しの素晴らしいものだっただけに、その点がすごく残念だった。んでアンコールは4曲ぐらい続けてブチかましてた。アンコールが一番カッコ良かった(笑い)。

☆髪の毛をチョキチョキ切る床屋は英語でバーバーと申します。じいさんが経営しててもバーバーさ。
バーバリアンは野蛮人だから、きっとうるさいロックを演ってるひとたちみたいに髪の毛がボサボサでさ、それをカットするからバーバーなのかもしんないな。
「おっ!ロックンロールとバーバリアンは結局つながってんじゃん!」なんて喜んで。インターネットで検索してみたらバーバーはBARBERでつづりが違った。がっくし。
でもそんなことカンケー無いね。だって、おれたちみんなロックンロール・バーバリアンさ。

B.G.M.「NIKKI SUDDEN &THE JACOBITES/TEXAS」

写真はこの6か月のあいだに発売された3枚。「山口冨士夫/PRIVATE CASSETTE」「SHEENA & THE ROKKETS/太陽のバカンス」「THE PRIVATES/Les Beat」。
DJの選曲はホントにいろいろ考えました。んで、プライベーツの時はブルースを中心に行こうと。
ジェイムス・テイラー・カルテット⇒スリム・ハーポ⇒ゲイトマウス・ブラウン⇒山口冨士夫⇒シーナ&ロケッツ、そしてこの後にジェイムス・コットン流そうと思ったらロケッツの曲が終わったと同時に延原さんがギターを♪ジャカジャカー♪ってかき鳴らし始めてライブがスタートしたんだ。
プライベーツ側からは登場のSEとしてCDを渡されていたんだけど、そんなの全然カンケーなし。そして最大に感動したのがロケッツの曲が最後まで流れ終わるのを待って延原さんが弾き始めた事でした。自分が影響を受けた先人をリスペクトする姿勢をそんなところにも感じたのです。
演奏が始まりボクがロケッツのシングル盤をジャケットに収納してたら涙がぽろぽろ流れてきてね。
ライブのDJやってて泣いたのなんて初めてだよ(笑い)

No.1167 - 2014/11/06(Thu) 00:03:15