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記事No.1186に関するスレッドです

2月。 / 淳吉郎
☆「あいつらは30日間とか31日間とか。まるで、ありあまる財産をもてあそぶ大富豪だ。こちとら28日間だぜ。4年おきにおまけみたいな1日間がプラスされるんだ」。
2月は独特。誰にも真似できない。ワン・アンド・オンリーさ。ウィルコ・ジョンソンみたいに。
28日間しかない今年の2月、ほんとにいろいろありました。

☆2月某日、ボクのバンドTHE SLICKSでベースを弾いているタケから電話を受けた。
ヘルプだったけど3年間近くにわたりバンドを支えてくれた彼。そんな彼から「ここらへんで区切りをつけたい」旨をお聞きした。
タケちゃん、今までありがとう。その言葉しかありません。本当にありがとう。

☆映画館に行った。あんな大音響でロックンロールを聴いたのは初めてだった。ライブハウスじゃなくって映画館なのに。
忌野 清志郎の映画でボクはライブを体験したんだ。

☆2月26日(木)、職場より帰宅後、シーナ&ロケッツのレコードを部屋で聴いた。
あの日以降、ロケッツの音を聴く気がしなくて。追悼と称して聴きまくるなんて気持ちになれなかったんだ、ボクは。んで、やっと欲しくなった。聴きたくなる日がやってきた。
1stアルバムからではなくボク自身が高校時代に初めてお小遣いで購入したレコード“NEW HIPPIES”から順番に3枚聴いた。
気付くと、いつもとおんなじように聴いていた。シーナの唄、鮎川のギター、浅田のベース、川嶋のドラム。
高校時代とおんなじように聴いていた。

☆2月27日(金)の明け方、夢を見た。
シーナ&ロケッツのライブを観ている夢。
夢はディズニーランド以上のワンダーランドさ。
気付くと目の前にシーナがいる場面に転換してた。
「シーナさん、無理しないでね」
「大丈夫よ」
しゃがれてるけど甘味がかった、まるでビター・テイストのチョコレイトみたいな、声で俺に向かってそう言ったんだぜ。
信じられないかもしんないけど本当の話さ。本当の夢。

☆長年の友人、祥ちゃんが俺にTHE GROOVERSというバンドを教えてくれたのはいつだったろう。
10年っくらい前だったかもしんない。その時は「いい感じだね」って言ったと思う。でも、いつしかボクはTHE GROOVERSというバンドに夢中になっていた。
昨年、吉報が届いた。祥ちゃんがグルーヴァーズのGt.&Vo.である藤井一彦さんを浜松に招聘するというんだ。
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☆2月28日(土)、浜松ズート・ホーン・ロロにて藤井一彦弾き語りライブ。
素晴らしかった。いろんな曲調をもつオリジナル曲の数々と数曲のカバー曲。
60年代初頭のディランを見ている気分になった瞬間がいくつか在ったんだ。
アコースティック・ギター1本でもロックを感じることができた夜だった。
祥ちゃん、お疲れさまでした。ありがとう。

B.G.M.「THE QUICK / MONDO DECO」

写真は昨年発表された藤井一彦2ndソロ・アルバム“ジェミニ”。
いいアルバムです。

No.1186 - 2015/03/03(Tue) 22:39:19