ロック・ガイドブックなどを読んでると有名バンドなんかは別枠でコーナーが設けられている。 売れに売れたビッグ・バンドだから。つまり歴史があるから。みんなそのバンドの詳細を知りたいのさ。メンバーの生い立ちに興味があるんだ。裏話やエピソードを読みたいんだ。んで、ちょっとでも自分自身と似てる事例を発見した日にゃあ狂喜乱舞するんだ。非凡に憧れる平凡の風景。
“ファミリー・ツリー”なんてものを閲覧する機会にも恵まれる。 ジョンとポールとジョージはクオリーメンというバンドを演っていたという。 ピートとロジャーとジョンはディトゥアーズというバンドを演っていたという。 ディトゥアー(DETOUR)って言葉を英和辞典で調べると『回り道、遠回り』『回り道する』と記されていた。
現在の住居に仮住まいしてまもなく6年。 不動産屋で見つけた時の売り文句のひとつが「東海道本線の最寄駅まで徒歩7分」だった。 だがしかし、実際には徒歩12分でした。同時期に踏み切りが封鎖されて地下道による線路越えとなっていたの。 ぼくら近隣住民にとっちゃあ、その地下道は「安全優先」というよりも「回り道」もしくは「遠回り」そのものだったんだ。 そう、俺たちこそ正真正銘のザ・ディトゥアーズさ。
3月1日。浜松市南区高塚町の線路北側に在住する町民の悲願が実現した。 『東海道本線・高塚駅北口』開設。 うれしさのあまり、ネコの着ぐるみを着ながら午前6時からのオープニング・セレモニーに乱入し「にゃっ!にゃっ!にゃっ!」とネコ言葉を発しながら踊る通称“ネコ踊り”を乱舞しようと画策。したが、前日にライブハウスで飲み過ぎ当日の起床が午前10時過ぎだったんでセレモニー不参加とあいなった次第。残念。
3月某日。5月末にヘルプ参加中のバンド、ファンブラーズのライブが決定。その前日には久しぶりのソロ・ライブも決定。 ここ最近、終業後の疲労、おもに心労がはげしい。そんな中、ライブが決まるのは朗報。障子紙に水滴がポツンと落ちて拡がってゆく感じ。 ライブに向けてあれやこれやと思考をめぐらすのが好きなのは昔も今も変わらない。
3月15日。静岡県立美術館へ絵画鑑賞。石田徹也展。 超個人的な描写と社会的視点な描写が両立していた。そこにはユーモアのセンスも混在していた。強烈なシンパシーを感じた。 まったく知らなかった画家だったので作品の横に記されてる各時代の彼の日記風コメント、今でいうところのつぶやきね、をしっかり読んだり主催者の解説文章もしっかり目を通して閲覧した。 美術館を出た時には疲労が蓄積していた。仕事だけじゃなく楽しい行為も疲れるんだ。
B.G.M.「ティラノザウルス・レックス / ベアード・オヴ・スターズ」
写真は美術館最寄駅で見つけたポスター。おもわず撮影。
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No.1189 - 2015/03/18(Wed) 23:44:59
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