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記事No.1222に関するスレッドです

ガーン ガーン ぶるぅ ぶるぅ / 淳吉郎
☆初めての日、ぼくは打ち震えた。ガーン ガーン ぶるぅ ぶるぅ。
「こんなんだったんだ」
「想像のビルディング100階越えかもよ」
「“百聞は一見にしかず”っつーよりも“100回の妄想があってこそのギンギン感”だいね」
みたいな。

☆先週末はいろんなイベントが各地であった。
みんながしたようにぼくも自分のシコウにぴったりなイベントを選びました。
100人のピッチャーが100通りのカーブを投げる。
100匹のネコが100通りのツメトギをする。
100人のギター・プレイヤーは100通りの『ルート66』を弾く。
だら。

☆10月23日は豊橋市のライブハウス、AVANTIへScrambleとGroovin’のライブを観に行った。
ふたつのバンドに先立って演奏したのがTERAベラーキーというビートルズ・カバー・バンドだった。
ベース担当はなんとこの日最後にGroovin’で演奏される寺岡さんだった。
あの日、俺はアナーキーの1stアルバムを聴いてロックの世界に入った。ガーン ガーン ぶるぅ ぶるぅ。打ち震えた。パンクロックと呼ばれる音から入ったんだ。そしてこの日、寺岡さんはビートルズを弾いていた。
何年経っても、どんな音楽を演っていても、カッコいい人はなんにも変わらずにカッコいいんだ。そう思った。感動しました。
続くScrambleは相変わらずボク個人的にグッと来るカバー曲を演奏。そしてGroovin’の演奏が始まった。
シラサギのような白壁だから姫路城の別名は白鷺城なのか。だったらグルーヴィンな演奏をするから彼らはGroovin’なのか。それは魂(ソウル)込めるからSoul Music。揺れて(ロック)しかも転がる(ロール)からRock’n’Roll。みたいな感じじゃないか。もう最高。
俺はひとりで揺れまくった。

☆10月24日は三重県松阪市のライブハウス、ROCKERS CLUBへThe One Nightsのライブを観に行った。主催は伊勢市在住の友人:辻坂くん。
O.A.で辻坂くんがBa.を担当するGX 61が出演。博多ロックのカバー中心にガッツな演奏。そして、その後はその日のゲストとしてクレジットされてる渡辺信之&野木新一のライブへ。
渡辺さんは長らくシーナ&ロケッツのメンバーとしてベースやギターを担当されていた方。バンドを離れてからはラモーンズのカバーを中心に全国でライブを展開されている。この日はラモーンズに加え先月に発売されたばかりのキース・リチャーズの新作アルバムの曲も披露。感動した。
次はThe One Nightsのライブさ。

☆ワンナイツはDr.担当の梶浦雅弘さんを中心としたバンド。固定メンバーで活動をしないバンドのようです。今回のメンバーは俺的にヤバかった。どヤバいんだ。
Vo.&Gt. 延原達治(THE PRIVATES)
Vo.&Gt. 藤井一彦(THE GROOVERS)
Ba. 渡辺圭一(HEAT WAVE,DEE DEE FEVER)
Dr. 梶浦雅弘(VIVA LA SILVA)
梶浦さんは2007年初までTHE MODSで活動されていた方。現在はVIVA LA SILVAというシルバー・アクセサリーのブランドを経営されてる。

☆ライブが始まった。
「おそらくルーツ・ミュージックのカバー選曲なんだろうな」なんて想像してたら大間違い。
いきなり藤井さんの唄でグルーヴァーズの曲が始まった。続いて延原さんでプライベーツの曲。自分のバンドの曲をこのメンバーで演り続けるふたり。途中で「山口洋の気持ちで唄います」って延原さんが言ってヒートウェイブの曲が始まるし。
サイコーなライブだった。世界各国で活躍してる選手がワールド・カップだ!つって母国チームに結集して面白いゲームを見せてくれた、あの感じにちょっと似てる。
素晴らしいバンド、素晴らしいチームはホームでもアウェイでも最高なプレイなんだと思います。
辻坂くん、サイコーなイベントをありがとう!

B.G.M.「V.A./ONE ORIGINAL STEP BEYOND:THE STORY OF SKA」

写真は梶浦さんの物販で買ったコースター。
ライブが終わってしばらくしたら梶浦さんが物販コーナーにいた。「どうしよう、どうしよう」って思った。
俺が初めてライブを観たのは1982年11月20日。THE MODS B-29TOUR 浜北公演。俺15歳。あの日、ぼくは打ち震えた。ガーン ガーン ぶるぅ ぶるぅ。って。
あん時にステージで叩いてた人が目の前にいるんだ! 物販コーナーに行くとカッコいいシルバーがたくさんあった。けど、あいにくぼくはシルバーにそんなに興味がないの。だからコースターを購入。
あの日のステージでドラムを叩いてた男にぼくは握手をしながらいろいろとお話をした。彼は「ああ、そうなんですかぁ」ってニコヤカに接してくれた。
“あの日”から33年後にまたもや俺は打ち震えたんだ。
ガーン ガーン ぶるぅ ぶるぅ。

No.1222 - 2015/10/28(Wed) 00:48:16