☆7月某日。80年代後半から90年代初めまで活動していたニッポンのロックバンド、ニューエスト・モデルの結成30周年を記念したベスト盤が発売された。 とあるライブの終演後、お店を出ると様々なフライヤーが配られてた。ぼくはライブ会場で配られるフライヤーはしっかりともらうタイプ。それを帰宅後にしっかりと目を通すタイプ。情報に飢えてんだ(笑)。インターネットで繰り広げられる様々な情報をチェックして“いいね”したり“シェア”したりするあなたとちょっとだけ似てるかもしんない。
☆そん中に今回のベスト盤発売のフライヤーが混ざってた。 ニッポンのロックシーンで活躍する多くのミュージシャンのコメントが載ってた。これが、すんげー面白くて。買いたくなっちゃった。フライヤーってやっぱ大切だな。俺みたいなやつがいるし(笑)。そんなきっかけで七夕を過ぎた頃に購入。もともとニューエストの音源を数枚持ってんだけど、実はそんな聴きこんでなくてね。朝夕の通勤途中の車内で聴き続ける日々。 このバンドが現在のマイ・ブーム、マイ・ベストセラー、自分の活動の参考にしたい最も新しいモデル。んな感じ。過去から未来がやって来た。
☆7月13日〜15日。初盆。新盆。 迎え火。送り火。きゅうりの馬。なすの牛。おしょろさま。盆ぎりに訪れてくださったたくさんの方々との会話。お父ちゃんの裏話や「ジュンちゃん、お父さんにそっくりになってきたね」なんつー近隣のおばちゃんの言葉。その他もろもろ。 ぼくが日頃からしてるバンド活動やオリジナル曲や投稿文章の創作活動とはぜーんぜんかんけーない三日間だった。 けど、この「“伝統”を自分が受け継いでやってる」ってのは、ザ・ローリング・ストーンズがやってる活動とちょっとだけ似てるかもしんない。そう思った。
☆7月某日。スキマノザラシのライブを観に行った。 京都磔磔における通算60回目のワンマンライブ。ボクにとっては通算5回目の彼らのライブ。新曲もいくつか聴けたし。なによりも1stアルバム“キイ”1曲目収録の『アゲハ』という曲をボク自身がライブで初めて聴けたのがうれしかった。アゲハ蝶のシルエットを模したデザインは今でもスキマノザラシの物販グッズに使われてるし、バンドにとっても特別な曲なんだと想像します。そしてファンとしては新しいアルバムを出してほしいなあ。そんな気持ちにもなった最高なライブだった。
☆スキマ終演後は磔磔で飲み続けた。 知る人ぞ知る話だけど京都磔磔は夜9時終演のお店。だからあとは会話をするか飲むかって話。そういえばB.G.M.でフェントン・ロビンソンが流れてた気がする。DJじゃなくって店のB.G.M.ね。サイコーだら。酒がススム。んで夜11時過ぎに店を出た。今夜は夜行バスで帰るんだ。京都駅八条通り沿いの高速バス乗り場へ。バスが来た。乗車した。ニューエスト・モデルに『車といふ名の密室』って曲があるけど「夜行バスと言う名の密室」でぼくらふたりは帰路に着いた。
☆今回のバスはスモール・ライトも点灯せず、車内はまっくら闇だった。 いたいけな女子だったら恐怖を感じるかもな、って思ったぐらいの暗さ。が、考え直すとここまで暗いとナニかを企ててる輩もなんにもできないかもなって思った次第。やすし師匠がステージで演ったように、ぼくみたいなメガネ着用者もそれを不意に落下させてしまったとしたら。師匠とおんなじギャグを真面目にやってしまうかもしんない。んな感じ。ホントに真っ暗だったんだ。満席のぼくら夜行バス住民は暗闇に抱かれてそれぞれの街まで眠り続けた。ぐぅぐぅと。
☆ザ・スリックス、次のライブです。 BAD MOON RISING vol.3 8/27(土)浜松 キルヒヘア 18:30/19:00 ¥2000/¥2500+1d 出演; THE PRIVATES PHONOSICS 爆走天龍 THE SLICKS
レコード係;PUJARI
B.G.M.「ニューエスト・モデル/尾根行く旅」
写真、左は先日の投稿文でも紹介した和尚様が話された中島みゆき『帰省』が収録されてるアルバム“短編集”。どうしても聴きたくなって買った。生まれて初めて中島みゆきさんの音源を買った。その曲は素晴らしかった。が、それ以外にも第一線で活動され続けてる方の作品はやっぱり響くものがあると思った。右は磔磔へ行く前にぶらり立ち寄った古本屋で見つけた本。ザ・ベストテンという昭和後期の歌番組に携われた方の本。すんごく面白い。物事を作るという姿勢について感じるものが多々あり。
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No.1265 - 2016/07/21(Thu) 01:05:10
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