“ワン・アンド・オンリー”って言い方があります。 日本語に言い換えれば“たったひとつだけ”って感じか。 音に例えるならばウィルコ・ジョンソンや鮎川 誠が弾くギターみたいな。あんな感じ。
でも、ウィルコやマコちゃんのギターほど強烈じゃなくっても、実はみんなワン・アンド・オンリーかもな、って気もします。ギターに限らずね。なぜなら、あなたもぼくも、みいんなガチャガチャやってる、日々の生活ん中で。「なんでわたし(ぼく)だけこんな目に?」なんてグチりながら。 俺なんてフルテンのマーシャル・アンプを心ん中に背負いながら♪ぎゅいーーーーんっ!♪ってピック・スクラッチ、毎日キメてるぜ、職場で。もちろんシド・ヴィシャスの唇で。そんな感じ(笑)。
“プライベートな出来事”って言い方があります。 これを日本語に言い換えるなら“個人的な(私的な)出来事”でしょう。 日々の生活がワン・アンド・オンリーならば、ワン・アンド・オンリーとプライベートってふたつの言葉は隣同士の関係かもしんない。毎朝、庭の掃除や洗濯物を物干しざおに引っ掛けながら「あら、やだ、雑草って伸びるのが早いのよね〜」とか「今日は良い日になりますかね」なんて会話を交わしてんのさ、ワン・アンド・オンリーとプライベートは。
「そんなプライベートがいくつか集まるとしたら、いったいどうなるんだろう」。 そう思ったぼくは先週の日曜日の昼下がり、真夏の太陽光がサンサンと照りつける中、近所の公園にある藤棚下のベンチでコンビニエンス・ストアーにて購入したミックス・サンドウィッチと180円の焙煎アイスコーヒーLパックの昼食を採りながらひとり考えた。やっぱり週末の昼飯はこのふたつに限るよな、なんて思いながら。
「いわゆる、それは、プライベートの集会だろう。プライベートな集会じゃないよ。プライベートの集会さ。」 「爆音なライブ、じゃなくって、爆音のライブ、みたいな?」 「そうそう、それ。集会やライブって的(ターゲット)に向かってキーンって射(い)る感じ」 「あ〜〜〜、裸の王様はスッポンポンだったけども、裸な王様っつーのは、なんつーか、イメージとしたら、全盛期を過ぎたアイドルが全裸写真を公開する前に、『ちょっとだけよ』の70年代カトちゃんな感じでセミ・ヌード写真集を発売する、あれよね」 「伏線をしいてんだ」 「ここまで来たから、もう次はわかってるわよね、みたいな」 未来のお笑いスターを目指す若いふたりが公園の片隅で練習してる風景にちょっと似てる。
8月の最終土曜日にプライベートな出来事があります。 ライバルであり盟友でもあるフォノシックス:フクちゃんがザ・プライベーツを浜松に呼んでくれました。ありがとう。 プライベーツ、フォノシックス、爆走天龍、そしてスリックスもこの日にしかできないワン・アンド・オンリーのライブを演ります。DJのプジャリもいろんなジャンルからリスペクト込めた選曲をしてくれます。 みなさまも日々のなんやかんやを抱えたまんまでよろしいので来て下さい(笑)。それをキルヒで爆発させて楽しい夜にしましょー。ご来場よろしくね〜。
☆BAD MOON RISING vol.3 8/27(土)浜松 キルヒヘア 18:30/19:00 ¥2000/¥2500+1d 出演; THE PRIVATES PHONOSICS 爆走天龍 THE SLICKS
レコード係;PUJARI
B.G.M.「双葉双一/春と乙女」 2002年発売のセカンド・アルバム。この投稿を書いてる時、3曲目収録の『悪い意味での個性がいっぱい』が流れてきたら内容がちょっとリンクしててビックリした(笑)
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No.1267 - 2016/08/14(Sun) 15:08:12
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