☆1990年2月のローリング・ストーンズ初来日時に曲間のMCにてミックがこう言った。 「マダマダツヅクヨオ〜(まだまだ続くよ)」 母国語でペラペラしゃべるんじゃなく、その国の言葉でしゃべってる。天下のミック・ジャガーでも気を使ってるんだ。 おんなじようにニッポン人のミュージシャンもツアー先の土地に合ったMCをする事がよくある。その土地の方言を使ったり、名産品をネタにしたり。ぼくの街:浜松だとウナギとかミカンとかギョウザになるわけであり。 いつだったかクロマニヨンズのライブでヒロトがこう言った。 「カチョーエン!」 そう来たか、と思った。でも花鳥園は浜松ではなく天竜川を越え東に30キロメートルぐらいの街:掛川市に存するテーマパークだし。俺は行ったことないし。もしかしたらイベンターに連れられてクロマニヨンズの4人は訪れたのかもしんない。ちきしょー。くやしー。 この日は“カチョーエン”っつーカタカナ6文字がボクの脳裏ん中にある『いつか行くべき場所』リストに刻まれた日だったのさ。
☆先日、カチョーエンに行った。やっと訪れたんだ。 入園すると名も知らぬ花々が咲き乱れ、名も知らぬ鳥々が飛び回ったり金網の中でジッとしていたり。 それらを見ながら嬉々とする家族連れやカップルや友人グループの人たち。ああ、これこそ休日テーマパークの図。その巨大風景のすみっちょにぼくは確実に居たのさ。 退園して駐車場へ向かう道すがら、前方ではカップルが手をつなぎ歩いてる。ふたりとも黒装束。 「これは初デートかもしんないね」とぼく。 「そうかねぇ」と家内。 「あ、きたきた」 「なにが?」 「花鳥園と掛けて初デートと解く その心は キミをトリにゆく」 「ふうん。・・・あ、きたきた」 「はい、どうぞ」 「花鳥園と掛けて初デートと解く その心は キンチョウ」 「ははは。・・・あ、きたきた」 「まだやるの?」 「花鳥園と掛けて初デートと解く その心は キミをハナさない」 あっちゅーまに駐車場のマイカーへ着いた。
☆5月13日はキルヒヘアにライブ観戦。 柳茶屋とトンガラカス。どちらもぼくと同世代もしくは、ちょびっと上か下の世代の方々。そんな人たちが今でも自作曲でのバンドを演っている。いいね。 自作曲ってのは、なんにも無いところから生み出す作業。もちろん参考にしたり影響された楽曲がある場合もあるけど。でも、仕事やプライベートな生活の中であーだ・こーだ考えながら、ぼくらはバンド活動でもあーだ・こーだ考えてるのさ。でも、考えても考えても答えが見つからん時がある。見えてるけど、つかめないとか。 バンド、やめられんね。まだまだ続くら。 柳茶屋とトンガラカス、この日はどちらも素晴らしいライブだった。
☆3月中旬の投稿の通り今期は自治会の組長。 先日は災害発生時の自主防災活動のための世帯調査票再確認業務にて各戸訪問。リーバイス606のブルージーンズに朱色のドクター・マーチン・サイドゴアを履いてった。 とある家での奥様、笑顔で 「あら、おしゃれな靴、履いてらっしゃるわね〜」 「いやいや、ありがとう。自分の顔に合わせてブーツ選んでるんで」 「あっ・・・あははははぁ〜」 奥さんは青空の中で所在なげにぽつんと浮かぶ浮き雲のような顔つきで対応してくださった。 組長活動はマダマダツヅクヨオ〜。
☆★☆★☆★ ザ・スリックスの次のライブはこちら
5月27日(土) 静岡騒弦《Our failure》 O/S 18:00/18:30 ¥1500(1d別) ☆出演 スーパービール!!!! 毎日が冒険 青春☆金属バット(豊橋) トンガラカス タマラスカ THE SLICKS
あ、それと8月5日にもキルヒヘアでのライブが内定(就職試験か!)しました。
写真は12日金曜日に帰宅後、週末の開放感にそそのかされてノリで選びながら部屋で回したニッポン語ロックンロール・レコード・7インチの数々。
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No.1314 - 2017/05/14(Sun) 19:28:18
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