[ 掲示板に戻る ]

記事No.1326に関するスレッドです

お盆と星にまつわる話 / 淳吉郎
7月13日から始まるお盆に先立つ3日(月)、その日の午後4時30分は実家での「お施餓鬼(せがき)」という供養のため和尚様が訪れられた。
法事というものによって一族が集結するのは “当たり前の事” かもしれない。でも “不思議な出来事” のような気もする。“血がつながってる” っつー事実はそーゆー事なんだと思う。
他人様にはま〜ったくカンケーねぇ事なんだけど、でも個人的にはと〜っても重要な出来事、そんなモノがこの世の中にはたくさんあるのさ。
大好きなバンドのコンサートに行った時、全然知らないお客さんを見ながら「イェイ!俺ら、もしかして血がつながってるかもだよね!?」な〜んて一方的に思っちゃう “あの感じ” にちょっと似てるかも。
そんな事をちょっぴり考えた中村家のお施餓鬼でした。

9日(日)は東京・下北沢のライブハウス:GARDENに行った。
30年以上あこがれ続けているバンド:SHEENA & THE ROKKETS と死ぬほど大好きなバンド:THE GROOVERSのツーマン・ライブ。
『盆と正月が一緒に来た』ってことわざがある。この日の下北ガーデンは、個人的にまーさーにーそんな感じだったんだ。
だから、浮かれまくってる俺は当日のJR浜松駅新幹線ホームでもお気に入りのビール、サッポロ黒ラベルを大量に買い込んで上空に舞い上がるのを必死に阻止していたぐらい。
1本目のプルタブをぷちっとした瞬間、N700型のこだま650号はスルスルと浜松駅を発車したのさ。

定刻18:00ぴったりにグルーヴァーズのライブが始まった。
2015年発表のアルバムには未収録の(実質的な)新曲も演ってくれた。こーゆー姿勢がたまらなく好き。
そして途中でGt.&Vo.担当の藤井一彦さんは「こんな日なんで1曲カバー演ります」って言われた。イントロのギターが鳴った瞬間「ワオっ!」って思った。だって、始まった曲がシナロケ1984年発表のアルバム「ニュー・ヒッピーズ」B面1曲目収録『バック・ドア・マン』だったんだ。

一彦さんと俺は同年齢。おそらく彼も17歳の頃にそのアルバムを聴きまくったんじゃないかなって思った。んで、そっからカバー曲を選ぶっていうセンス。イェイっ!
プロ、インディ、そして俺みたいなアマチュア問わず、その当時からバンドを演り続けてる人たちにとってのロック・スター:シーナ&ロケッツ。彼らはずぅ〜っと変わらん光を、変わらん場所から、キュ〜んって発し続けているんだ。北極星みたいにね。
そんな気持ちがしました。

グルーヴァーズが70分ほど演奏された後にシナロケがスタート。
ギュい〜んってマーシャル・フルテン(英国産マーシャル・アンプリファイアの各種ボリュウム最大限の意)が炸裂しだした。
個人的な話で申し訳ございませんがシナロケのこの感じ、ボク的には星の数ほど体験してるんだ。だがしかし、このマイ・スターはいっつもおんなじ、んで、いっつも違う。信じられないかもしんないが本当の話さ。今夜も感動しっぱなし。だったんだ。

下北(下北沢)から三茶(三軒茶屋)のホテルへ帰る茶沢通りから見上げる夜空には、いっつもとおんなじ星が佇(たたず)んでいたのさ。
ぼくらのロック・スターは近くにいる気がするけど、でも実は、いつまで経ってもたどり着けない遠ぉ〜くの方にいるかもね。って話さ。

☆★☆★☆★
ザ・スリックス次のライブの詳細が決まりました。
すんげ〜夜になるら。
その後の予定も一緒に記します。

☆上空の中村 《あの夏》
8/5(土)キルヒヘア
開場18:00開演18:30
2000円(お飲み物1杯付)

Stripper
atomicfarm
ピンクロリータジュリエッツ
マシス
THE SLICKS

DJ HimitsuSyounenn
Mum(MUMBLES)


☆10月14日(土)
《MODERN PLOT vol.12》
浜松 キルヒヘア
O/S 18:30/19:00
出演:
BEATSEEKER、THE SLICKS 他

☆11月3日(金)
SWERVE 企画
詳細後報

写真は7/9の物販購入品。
シナロケ・タオル、藤井一彦生誕50歳記念Tシャツ、サンハウスの1973年3月12日福岡ライブCD。
俺の部屋は今日もスターだらけでキラッキラ。

No.1326 - 2017/07/10(Mon) 23:00:37