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記事No.1333に関するスレッドです

8月第四週〜五週 / 淳吉郎
☆25日(金)はキルヒヘアへライブ観戦。
出演順にガングリフォン、トンガラカス、そしてワタナベマモルさん。
ガングリフォンは4人の演奏スキルが素晴らしく、トンガラカスは4人のキャラが素晴らしく。そんな大音量バンドの後に登場のマモルさん。曲の良さと歌詞の良さと彼の唄声。感動した。
なかでも、個人的にどうしてもこの日、聴きたかった曲『なつまつり』が始まった時、落涙。ああ、彼みたいにいい曲で、いい歌詞で、いいメロディー、そんな歌を作りたい、そう強く思った。

☆28日(月)は人生初の体験をした。
チョモランマの登頂に成功したわけではありません。
屋久島へ行って80メリメートル級のオオクワガタを捕獲したわけではありません。
当日、約束の時間にそこへ着くと受付から2〜3の確認事項があり「すべて大丈夫です」と回答した。しばらく待合室にて新聞を読んで過ごす。自分の家で購読してるのと違う新聞社のものをたまに読むのはおもしろい。ライブハウスでお目当てのバンド以外のバンドを観るのもおもしろいように。

「中村さん、こちらへどうぞ」「はい」
看護師さんが点滴を左腕に設置しようとしたが我が血管と相性がよろしくないようで。奮闘後、右腕の血管に予定変更。だがしかし、こちらの血管とも相性がイマイチみたいで別の看護師さんへタッチ交代。左腕の別の場所で再トライ。どうにか点滴がぼくの体内を駆け巡り始めたようだ。
「もし、この点滴でマモルさんみたいな曲を作れる才能や血が俺の中を流れるのであったら、どんなに歓喜するだろう」
落下する点滴液を見ながらそう思った。
だが違うのだ。今日は麻酔仕掛けの内視鏡検査(胃カメラね)なのです。我が人生初めての。
隣のベッドに移動し、マスクを装着、すると記憶が遠くなってきた「さ、さっきの・・・て、点滴で・・・マモルさんみた・・・いな・・・・・才能・・・・・・」

「中村さん」「グ、グッモ〜ニン、マイハニ〜」
麻酔が残ったままボーッとしながら診察室で結果報告。
写真を見ながら先生が言われる
「胃潰瘍(いかいよう)が2カ所にあります。ここの白いところです」
「そうですか。あ、先生、ぼくバンドマンなんですけど、『ロックンロール』とか『ローリング・ストーンズ最高!』とか胃壁に書いてありませんか」
「あ〜ちょっと書いてありませんね」
左側の頬を少しゆるめながら先生はそう答えた。
「それとピロリ菌がいます」
「ピ、ピ、ピロリ菌?」
話には聞いたことがある単語である。そのピロリの野郎が俺様の胃の中に生息してるらしい。屋久島の80mmオオクンワーでさえ飼ったことがない俺なのに。うれしいやら、くやしいやら。
そして、なによりもくやしいのはピロリ除去のため3種類の内服薬を7日間に渡って服用するのだが、アルコール一切禁止という事。
せめて1日が24時間よりも少なければよかったのに。
おんなじ体験をした時、きっとあなたもそう思うはず。

B.G.M.「THE ROLLING STONES/LOVE IS STRONG」

☆★☆★☆★
ザ・スリックスの次のライブです。

☆9月17日(日)
『Don’t be quiet!』
静岡 騒弦
O/S 後報
出演:
柳茶屋
zutuuz
ファイナルラストダンス
ラブラブフォーエバー
MIL
J THE HAGI-
THE SLICKS
etc

写真、右は2012年発表、MAMORU&The DAViESのアルバム「YOUNG BLUES」。4曲目に『なつまつり』収録。
左は、やっと読み終えた460ページ越えの文庫本。マエストロ:小澤征爾さんと作家:村上春樹さんの対談集。この本、自分の今後の表現活動に多大な影響を及ぼすでしょう。おそらくこの先、何度も読み返すと思う。

No.1333 - 2017/08/28(Mon) 23:01:00