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記事No.1346に関するスレッドです

濡れた舗道の上から / 淳吉郎
“ことわざ”というのは実にうまくできていて。そして、納得することしきりであり。
いろんな時代の、いろんな人々が、いろんな場面に遭遇して、そのおりおりの場面で「なるほどなあ」って思ったことを友達に話したり、書物に記したり、したんだろう。今現在、ぼくらがインターネット上で、あれこれ発信してるのとおんなじように。
そしたら、思いのほか「ややややや、俺(もしくはわたし)もおんなじ経験あるに!」なんつって、いにしえの方々がしたため続けた言葉の数々が最終的にことわざになったんであろう。現世のぼくらがぽちんって『イイネ』をクリックして気持ちを共有するように。

28日(土)から29日(日)にかけて台風22号がニッポン列島を直撃するという予報が10月後半からニュース等で流され始めた。それを聞いたうちの飼い猫:ミックは
「22号?いいじゃん!ニャンニャン号にゃん!」
なんつー不義理きわまりないことをぬかしやがる。それを聞いた俺は
「でもなミック、毎週末はロックンロール・キッズを始めとする、さまざまな音楽好きな方々の天国なのさ。曇天ならまだしも、2週も続けて台風が週末直撃ってのはあってはならないこと。そう思うにゃん」。
気を使ってネコ語でしゃべってるのに、彼奴は話半分でするするとネコ足にて向こうへ行っちゃった。

29日の浜松市内ではいろんな音楽イベントが開催された。
ぼくは午後3時過ぎのトレイントレインに飛び乗り(実際には駅のホームから普通に乗車)浜松繁華街で行われる野外イベント「浜松ブルース・フェスティバル」に向かった。だって午後5時からシーナ&ロケッツがライブするんだ。

ざぁ〜ざぁ〜。ぴゅうぴゅう。午後5時が近づくにつれて風雨はどんどん強くなる。
そんな中、カッパを着る人や傘をさす人がステージ前に集まる。ライブできるんだろうかって思いながら。
そして定刻、メンバーがステージに現れた。ドラム:川嶋さん、ベース:奈良さん、最後にギターと唄:鮎川さんの順で。WOW!盛り上がる客席。
♪カッ カッ カッ カッ♪ カウント代わりに鮎川さんがピックでギター弦を4回はじいた。『バットマンのテーマ』。
ライブがスタートしたんだ。

ギラギラ、ギラギラ。燃え上がるステージ。イェイイェ〜イ!盛り上がる客席。
そして、ライブが始まって20分ぐらいしたころか、気づくと雨が降りやんでいた。サイコーな展開じゃん。シナロケはあいかわらずブルースから生まれたロックンロールをこちらに向けて放射し続けてる。
ライブの後半はみ〜んな知ってるおなじみの代表曲を連発し、午後6時にライブは終わった。

圧巻のライブだった。
ドラム・セットを含むアンプ等の機材はイベント側が用意してあるものをシナロケの3人はそのまま使っていた。そして、当然のことながらリハ無し、ぶっつけ本番のライブ。
でも、そこには、デビュー39年のバンドの音が“普通に”鳴っていた。爆音で。
もっともビツクリしたのが鮎川さん。通常だと自分のマーシャル・アンプであの「鮎川ギター音」を出してる彼だけど、この日はフェンダーのツインというイベント側のアンプを使っていた。でもおんなじあの音が出ていたんだ!
ぼくの中では感動とか感心とかを越え、ある種のくやしさが生まれてた「俺にあんなことできるか」って。

雨露に濡れた舗道を歩きながら
「そういえば、弘法は筆を選ばずってことわざがあったっけ。まさしく今日はそれだったな。あ、鮎川はアンプを選ばず。うん、これだ!」。
カッパ着てライブ観てたけど履いてるドクター・マーチンの内側は雨水だらけ。じゅぼっ じゅぼって長靴を履いた幼稚園児のような音を出しながら浜松ステーションへ向かった。

☆★☆★☆★
ザ・スリックスの次のライブです。
個人的に大好きなラングスティーンが浜松に来てくれる!一緒にできる!やったあ!
スワーヴもマンホールもシェル・ロケッツも楽しみ!みなさんよろしくね!

11/3(金)浜松G-SIDE
開場18:30開演19:00
前売2000円 当日2500円(1D別)

SWERVE
RANGSTEEN
マンホール
SHELL ROCKETS
THE SLICKS

DJ MIYAKEN

写真:今夏にプランターで育てたアサガオが枯れたので10月初めに伐採した。
そしたら、今年咲いた花から落ちた種、そこから芽が出てるのに気づいたんだ。なので残して育てることにした。お米の二毛作みたいな感じかな。
寒くなってきたし花は無理かもって思ってたら、なーんと先日、咲きました!
雨続きの日が多いと、こーゆーこともあるのよね。

No.1346 - 2017/10/30(Mon) 22:52:26