浜松キルヒヘアやズート・ホーン・ロロにて【上空の中村】というイベントを不定期開催しているポテティ中村さんはそのふたつの店以外でも企画をやられることがあり。 ここ2週間に渡ってそんな企画を見に行く機会に恵まれた。お店はどちらも浜松エスケリータ68。
10月28日(土)は矢野絢子さんのライブ。 ポテティさんを始めとする友人の何人かが矢野さんの大ファンで。みなさんのインターネットSNS上で何度もお名前は拝見していた。百聞は一見にしかず。100分は1時間40分。ラモーンズの1曲は2分前後。そーゆーことさ。これは行かなきゃなるめえ。我が輩はそう決心したのじゃ。 矢野さんはピアノ弾き語り。小柄な体格から飛び出してきたのは軽やかであり芯のあるピアノと伸びのある歌声。2Hの鉛筆なのに画用紙に線を引いたら2Bぐらいの太さと濃さで、その線が向こうまでえんえんと伸びてゆく感じ。そして、たくさんの人が「うんうん」ってうなずけるような詞の世界。 高知出身とのことで土佐弁で話されるMCも親しみを受けた。できればぼくが今やってる自治会の組長役をおゆずりしたいくらいさ。新作からの曲を中心に演られていたのも良かったです。 いいライブだった。
11月4日(土)は羊歯明神(シダミョウジンと読みます)のライブ。 羊歯明神のメンバーはVo.遠藤ミチロウ、Gt.山本久士、Dr.関根真理 (敬称略)。 ザ・スターリンのミチロウさんが(なんと!)民謡を演っているバンド。 現在のニッポンでは野球の決定的場面で賭けの判断をして勝利をモノにするチームがあったり、海外要人の来日初日にゴルフを楽しんだりする人がいたり、インターネットの放送で数千万人の視聴者をゲットする3人がいたり、様々です。そんな中、ぼくが一番に関心を持ってるのが「(どんな人であれ)その人はどんな声を発しているのか」ってこと。 羊歯明神のライブが始まった。ミチロウが唄いだした、民謡を、あの声で、だに。 一瞬で世界が決まってしまった。これは民謡か。これはパンクか。これは民謡パンクか。ぜ〜んぶ当たってる。ぜ〜んぶ違ってる。ただそこにあったのは『遠藤ミチロウの世界』だったんだ! みなさんのお近くに羊歯明神が来るときには是非とも体験してみてください。だって、百聞は一見にしかず。100分は1時間40分。ラモーンズの1曲は2分前後。だに。
忘れちゃあならないのが、この日に共演したもうひとつのバンド:NQRです。 ギター、二胡、ウッド・ベース、ドラム(ドラムの方はクラリネットとサックスも吹いてた)によるインスト・バンド。 とんでもない技術とアンサンブル。ロックでもパンクでもモッズでもソウルでもブルースでもないけど、まじめに感動した。みなさんのお近くにNQRが来るときには是非とも体験してみてください。簡単に申し上げますと「前略、ラモーンズの1曲は2分前後」ってことで。
B.G.M.「THE ROLLING STONES/MIXED EMOTIONS」 日々、いろんなことを考えてるけど(Mixed Emotions)、ストーンズ聴くと「あ、ここが安住の地だ」って思っちゃう。 この曲は曲調の変化(構成)が王道ストーンズ路線とはちょっと違ってる気がする。んで、いつも以上にカッコ良いから大好き。
☆★☆★☆★ 上述の「上空の中村」企画に淳吉郎、DJで参加します。(THE SLICKSの出演はありません)
上空の中村【一夜】 11/18(土)浜松キルヒヘア 開場18:00開演18:30 前売/当日2000円(1D付)
PEPPERMINT U (NUTTY WESTERN’S) 福井コウダイ(ドカンズ) ハンズボーン きなこむ irisphere THE JASON BLUE-RAY
DJ:淳吉郎(THE SLICKS)
写真は羊歯明神の物販Tシャツ。 帰宅後、速攻でえり首まわりと袖まわりは切り落としました(笑)
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No.1348 - 2017/11/05(Sun) 21:03:41
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