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記事No.1350に関するスレッドです

ピロとぼく / 淳吉郎
「歴史はくり返す」。たくさんの人たちがその言葉を、様々な場面で、幾度も幾度も使っています。
でもまあ、実際のところ、くり返された時点での当事者の方々にとっては「最新型の出来事」だったに違いなく。「うわっ!マジ?こんなんあり?」みたいな。だがしかし、時間が経過するにつれ「聞くところによると以前にも同様な事象が確認されており・・・」とか「ググったりウィキったら、けっこうあるじゃんねー、似たよな事・・・」みたいな。
歴史はくり返すのでしょう、良きにつけ悪しきにつけ。うん、きっとくり返されてしまうのだ。

8月最終週および9月第一週に投稿した文章のとおり、わたしは我が胃壁に2ヶ所のカイヨウを持つ男。
チャック・ベリーのダブル・チョーキング。もしくはスカイライン2000GTのデュアル・マフラー。もしくは食いづらくてどうしようもない2段重ねのハンバーガー。みたいに我が胃壁はふたつのカイヨウを存していた。おまけにピロリ菌も生育していた。
その日以降、わたしは処方された薬を規則的に服用。まるで、ドラマーがロックンロール・エイト・ビートを定間隔で刻みつづけるように。永遠につづく2本のレールの下に鎮座する等間隔に並べられた枕木のように。
その甲斐あって一週間後の検査にてカイヨウは消滅、ピロリんもあたらしい彼氏を探しに旅に出たことが判明した。

11月13日(月)は8月最終週に続く我が生涯通算2回目となるその検査、内視鏡検査(通称:胃カメラ)をした。
ピロちゃんは復活することがあるらしい。まるで歴史がくり返されるように。もしかしたら「やっぱり、あたいジュンキッチーのこと忘れられないわ」なんつって旅から戻ってきてるかも、ってわけだ。先生は患者の診察だけではなく、オンナゴコロを推察する力も人一倍持っておられるようで再検査となった次第。

再検査の結果、カイヨウもピロも我が輩にはすでに興味を失っているようで、発見されず。
いたらいたであれだけど、それはそれでちょっぴりさみしかったりなんかしちゃって。
「もういいも〜ん。♪ヒーザーリーノーウェアマ〜ン♪」
なんて、ひとりぼっちのぼくは路傍の石をぽーんって蹴りころがすと、両の手をズボンのポッケに突っ込んであの歌を唄いながらトボトボと帰路についたのさ。

部屋に戻って『検査結果説明書』を眺めてたら「次回お勧めする検査時期:3ヶ月後」って記されてた。
おい、まだやんの?歴史が続いちゃうぜって感じ(笑)

B.G.M.「T-REX/THE GROOVER」
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淳吉郎、DJで参加します。(THE SLICKSの出演はありません)

上空の中村【一夜】
11/18(土)浜松キルヒヘア
開場18:00開演18:30
前売/当日2000円(1D付)

PEPPERMINT U (NUTTY WESTERN’S)
福井コウダイ(ドカンズ)
ハンズボーン
きなこむ
irisphere
THE JASON BLUE-RAY

DJ:淳吉郎(THE SLICKS)

写真は先日購入したTheピーズのインタビュー本(ヒストリーブック)。
帯に書いてある「あの日あの空拝めるのはあの日のボクらだけ」というのは代表曲『生きのばし』の一節。
客観的事象として「歴史はくり返される」けど、みんなそれぞれの人生では「その時しかないのよね〜」みたいな事を見事に言っている気がする。ハル(ピーズのBa.&Vo.)のスゴいとこのひとつはこんなとこ(哲学的)だと思ってます。

No.1350 - 2017/11/15(Wed) 00:18:06