鐘が鳴る。ゴーン ゴーン ゴーン。 鈴が鳴る。しゃりん しゃりん しゃりん。 建立したばっかりの院(いん)や社(やしろ)では、つるされたばっかりの鐘や鈴があたらしい音を響かせる。踊りたいわけじゃないけど、せめて俺にあたらしいステップを教えてよ。だからNEW DANCE。だってNEW DANCE。ながい道のりだったのさ。やっとたどり着いたんだ。ロング・アンド・ワインディング・ロード。アクロス・ザ・ユニバース。マジカル・ミステリー・ツアー。60年代のロンドンやリバプールあたりよりもっと向こう側から。
12月7日(木)。浜松窓枠にライブを観に行った。 出演は村越HARRY弘明(Vo.G)+真壁 陽平(G)+市川James洋二(B)+渡辺 拓郎(Dr.)。 ストリート・スライダーズでギターと唄を担当していたハリーの今回のツアーは4人のバンド編成。しかもベースはスライダーズのジェームス。WOW! バンド解散後に発表された数枚のソロ・アルバムでのハリー・ライブを幾度か観ている。単独、2人ユニット、そして3人バンド。それぞれのツアーではスライダーズの曲がいくつかレパートリーに入っていた。往年の名曲の数々が演奏されるとお客はみんな狂喜乱舞した。5月連休や夏休みやクリスマスが始まった時の子供たちみたいに。
今回の当時(スライダーズ時代)とおんなじ4人編成でのライブというのは解散後、初めてらしい。ツアー・フライヤーも「念願のツインギター・4ピースバンドスタイルが実現!!」ってビックラマーク2個付きでうれしそうに大声を発してる。そんなライブにみんなが集まるのは偶然ではない。かといって必然とも限らない。だってぼくらは歳を重ねてる。昭和が平成になっただけじゃなく、20世紀が21世紀に変わっただけじゃなく、ぼくらはみんな年齢を増やしてる。365日ごとに。やりくりして会場に足を運ぶんだ。 ハリーたち4人のライブが始まった。ハリーのソロ・アルバム収録曲がつぎつぎと演奏されてく中、数曲後にスライダーズの曲が始まった。寄せては返す海岸線の水波みたいにお客さんがさらにゆらゆらと揺れ始めた。それ以降でも何曲かスライダーズ・ナンバーが演奏されみんな大喜び。
はてさて、ハリーがジェームスと一緒に昔の曲を演るということは「ギンギンだった若い頃をなつかしんでた」のか。いや、ぼくが感じたのはギター、ドラムの若いふたりと「今の音を出してる」って事だった。建立数百年の神社仏閣に存する鐘や鈴が現世でも♪ゴーンしゃりん♪なんて出来たての音を発信し続けてるように。素晴らしかった。
B.G.M.「ABBA/WATERLOO」 数ヶ月前に中古レコード盤屋で『アバ・グレイテスト・ヒッツ24』というベスト盤を200円で購入した。普通に良質なポップスが気持ちよく聞ける。激しいロックが好きなぼくらは売れたポップスって、ついつい目の敵(かたき)にしてしまう傾向があるけど、それはよくないなあと再認識。
☆★☆★☆★ ザ・スリックスの次のライブです。
-modernedge enterprise presents- 1/13(土)浜松キルヒヘア 開場/開演18:30 前売/当日 ¥2000(1d別)
SUNSET BARIQUANDS HAZAN SWERVE THE SLICKS
DJ:MASA68
写真はリーバイス505。ライブではスリムの606を着用。普段の生活では細すぎず太すぎずな505を愛用。10年以上使ってボロボロになったんで(右側)「んじゃあ新品買うか」って思ってジーンズ・ショップ行ったら最近のリーバイスって意図的に最初から色落ちさせてあるのしかないらしく断念。わざとらしくてあんまり好きじゃないのよね。だもんでオークションで古着を1000円にて落札(左側)。 届いたら今までのヤツと感じがおんなじでビツクリした。
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No.1355 - 2017/12/10(Sun) 16:23:50
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