☆インターネット上で、一時期こんな広告がよく視界の中に入ってきた。 「あなたの年齢でその年収は適正?」みたいなやつ。まあ、ぼくは身長160センチメートルですから。1970年代から現在の2010年代にいたる各時代において「あなたの背丈は平均以下です」という烙印をぺたんと押され続けてきた。だがしかし、いつしか、そんな判定には慣れっこになっていた。そうさ、トラウマなんて言葉をスキーのジャンプ台からシュバっと幾度も飛ばし続けてきたんだ、おいらは。
☆気づかぬうちに「トラウマ」は「慣れっこ」に言語変換されてゲレンデに着地するようになっていた。 すべては気の持ちよう。そう思います。だから、ネット上で「自年齢における自年収の数値が適正かどうか」なんつー診察の打診を受けてもサラリと、かつキッパリとかわしてきた。すべては気の持ちよう、であると同時に、ダメージはゴメンだぜ。そして、平均値や適正値っていったいなんだ?って話。スラッシュ・メタルはシカゴ・ブルースよりスピードが速い。けど、シカゴ・ブルースもリズム&ブルースもソウル・ミュージックもイイ感じで揺れている。グッド・ミュージックはいつでも自分のスピードで回ってる。
☆2月10日(土)は浜松キルヒヘアへライブ観戦。 「HAMAMATSU BROTHERS 卒業編」。浜松近辺で活動する若手バンド、にわかあめ、NOZU、THE JASON BLUE-RAYのスリーマン・イベント。おそらく年齢的には25歳までいかない出演者のみなさんだった。だからお客さんもそれに準ずるわけで。高校生の出演者もいたから、当日の会場平均年齢だって25歳未満だと思う。ライブが始まった。3バンドともスピードのあるロックをガツンとかましてきた。WOWっ!って感じ。みんなニッポン語のオリジナル曲だし。観ててうれしくなった。「俺があいつらの年齢の時に、あんな事、演れてたっけ?いや、演れてなかったよな」みたいな気持ちもチョビっとあったり。お酒がすすんだ。
☆四半世紀を超える年下のキッズたちの演奏、それはおいらをくやしがらせる素晴らしいイベントだった。 印象に残ったシーンの中にこんなものがありました。2番目に出演したNOZU、ハイロウズのカヴァーを演ったあとに「ジョー・ストラマー!」ってヴォーカルのコが叫んで曲を始めた。歌詞を聴いてるとジョーが登場するのがわかった。終演後に訊いたら彼らも高校生なんだそうだ。ヒュウ!この時代にジョーの事をオリジナル曲で唄ってる高校生がハママツにいるぜ!サイコー過ぎるら。
☆ぼくたちバンドマンがいる場所って、クルクル回り続けることが可能な音楽のスケート・リンクだと思う。 速さを競ってるんじゃない。平均値も、適正値もカンケーない。自分のスピードでクルクル回ってりゃぁいいのさ。仕事があったり、育児があったり、家庭があったり、いろいろあって休んだってかまわないし。氷上でツルンと転がっても問題なし。減点もなし。だって、俺が演ってるのはロックンロール。ロールしてこそ上等!なのさ。
B.G.M.「DAVID BOWIE/BLUE JEAN」 よ〜く聴いてると、小学校のころに音楽室で叩いてた木琴(もっきん)みたいな音が鳴ってるんだよね。この時代(1984年)にこのセンス、モダンすぎる!
写真は、この文章を執筆中の筆者とネコ。まぁ〜いわゆる共同執筆と言ってもさしつかえないであろうか?
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No.1369 - 2018/02/12(Mon) 23:44:14
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