5月某日。実家にて現在ひとりで暮らしてるお母ちゃんを誘って手打ちそば屋に出かけた。美味しいでも不味いでもない、国語辞典やインターネット等で【そば(蕎麦)】検索をしたら出てくる文面、そのまんまな味だった。でも、これは悪いことではない。「普通でいる」ってことはできそうでいて、いやはや、なかなかできないこと。そう思う。
お店を出たら「買い物をしたい」というので巨大スーパーマーケットに同伴入店した。買い物自体はお母ちゃんひとりでするんで、時間つぶしにイートイン・コーナーに向かうと、やはりおんなじように数人のおじさんたちが休憩していた。多くの若いカップルやご夫婦が一緒に買い物カートで移動するのをいろんなスーパーマーケットで見かける。それは幸せな風景。でも、いつしか、きみたちのどちらかがイートイン・コーナーで時間をつぶすような時が来るかもなんだよ。でも、それは悪いことではない。おたがいの距離感ってのは、センチやメートルで計るモノではなく、近いとか遠いでもなく、相手がそれぞれ気楽でいられるっていう立ち位置かもしんない。そう思う。
GW用にたくさんの買い物をしたお母ちゃんと実家に帰宅した。冷蔵庫や野菜棚に収納しながら「ワイン買っちゃったあ。この前は白ワインだったから今日は赤ワインにしちゃった」お母ちゃんは満面の笑みで中村家長男のぼくに語りかけてきた。「お〜!いいじゃん!お母ちゃんワイン好きだもんね」今年の3月で77歳になったばっかりの母親の顔を見ながらぼくも満面の笑みで語りかえした。【子は親に似る】ってことわざがある。(お酒が好きと言うことを含め)その言葉をまさに絵に描いたような中村家実家での親子シーンだった。そして、これぞ自画自賛か。
5月某日。自治会自主防災隊の防災具点検。その後はそのまま浜松市が発行する広報チラシを含む回覧物の仕分け作業。4月から始まった業務もだんだんとノリがつかめてきた。新しいバンドを始めて、1ヶ月ぐらいするとメンバーのいろんな事がなんとなーくわかってくる、あの感じにちょっと似ている。我が自治会は会長1人と副会長2人が3役として頂点に君臨、その下にいるのがわたしを含む4人の役員。みなさんの性格もつかめてきた。つまり、みなさんもおいらのことをつかんできてるんだろう。
その日、あるひとりがこう言った。 「中村さんって、いっつもカッコいいTシャツ着てますよね」 「いやいや、そんなことないですよ」 「だって、今日のTシャツ、これシナロケでしょ」 「おーーーっ!シナロケ知ってらっしゃるの?」 「もちろんですよ!」 「俺、大好きなの!シナロケが!」 超いいね。超いいね。超いいね。
B.G.M.「GIPSY KINGS/(same)」 ベスト盤かな。すばらしい音楽。
写真:今回の連休中で購入したレコードは1枚のみ。 「JIMMY CLIFF/HOUSE OF EXILE」。1974年発表作。 ジミー・クリフは有名なサントラ「ハーダー・ゼイ・カム」しか持ってなかったけど、これ聴いてカッコよさを実感。ちょっとずつスタジオ盤を集めていこうと思った。
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No.1386 - 2018/05/07(Mon) 22:49:43
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