12日(土)は朝から大忙しだった。盆と正月が一緒に来たような・・・のみならず、まるで世界中に定められてる記念日と、あの人やぼくの誕生日と、あの方々やぼくの父親の命日と、ワールドカップ決勝戦と、日本リーグ第7戦と、大相撲千秋楽・結びの一番、それらがぜーんぶ、そろいもそろって一緒に来た感じ。と言えば想像がつくであろうか。想像がつきますように。
昨年の6月、父親の3回忌を済ませると母親は父の闘病生活開始期から封印していた絵描き道を再開させた。それを知ったぼくはうれしかった。まるで、フロントマン2人の不仲説による解散やらなんやらのうわさ話を蹴散らすかのように「ストーンズ活動再開!」というニュースを耳にした80年代終わり頃のあの時みたいに。
12日の午前中はお母ちゃんの新作日本画5点が展覧されてる浜松市内の施設を訪問。静岡県西部で絵画活動してる団体の展覧会らしく。日本画のみならず油や水彩や水墨など10数人での団体らしく。技量達者な方々ぞろいの団体でビツクリ。楽しく閲覧した。まあ、やっぱバンドとおんなじで、その人が所有する色や匂いや味が画紙面や楽曲やステージからどうしようもなく、あふれちゃったり、にじみ出ちゃってる、そんな人に共感しちゃうなあ、俺は。そんな方の作品がいくつかあった。
午後からは自治会に関するもろもろの業務。翌日、13日午前中は自分が担当する地域の幹部10人とのミーティング、もちろんぼくがリーダー、それがあるから。資料やらなんやらをパソコン、プリンター、女房との作戦会議、脳内をうろつく我が戦術、などのパワーによって粘土細工のようにクチャクチャしてたら知らぬ間に夜がふけていたんだ。疲労コンパイ。トム・ウェイツを聴きながら乾杯。だって土曜の夜じゃん。
13日午前は前述の通り発起人:ジュンキチローによる自治会ミーチング。ぼくはソウル・レーベル:スタックスの黒ティーを着用してった。人の前でしゃべるって事はライブなんです、ぼくにとって。前日作成の粘土細工の甲斐あって、なんとかかんとか終了した。でも、10人のみなさんすべてがぼくにいろんな事を訊いてくるのにビツクリした。彼らの業務を実はぼく自身が去年やっているので、いろいろわかってるんだ。だけど「去年の俺はもう少し自分で判断して行動してたがなあ」スタックス黒ティーのジュンキッチーはひとりごちたのさ。
雨の日曜日。その夜、そんなすべてを払拭するために出かけたのは浜松キルヒヘア。実はその夜も自治会業務があったんだけど家内が「いいよ、わたしが出るからジュンちゃんはキルヒ行きなよ」って言ってくれたんだ。ありがとうございます。ライブは友人のフルーキー、himitsusyounenθ(ひみつ少年シータと読んでください)、ユンヤオの3人が出演。
フルーキーさんはぼくより年上の男性。50歳を過ぎてエレキギターを始めたひと。彼の上達ぶりを確認できるのが友人としてうれしい。でもMCはプロ・レベル(笑)。年の功か(笑)。ひみつ少年くんは4月も観てるんだけど「あ、この曲、覚えてる」って曲ばかりだった。キャッチーでも脳裏に刻み込まれる曲ってなかなかできないと思う。スゴいことだと思う。ユンヤオは30年来の友人。俺はあいつが高校生の時から知っているぜ。彼はキング・クリムゾンが広めたという12弦のなんとかギターという楽器で弾き語り。右手で弦をタッピング(弦を叩いて音を出すことです)。これがベース音だった。んで、左手で弦の上部をタッピング。これがギターの音だった。ぼくの目は直径6ミリの点になった。ライブを観てる俺はいつしか、スゴ腕のミュージシャンをあこがれの目で見ていた高校生の時みたいになっていた。3人のみなさん、お疲れさまでした。ありがとう。
【役員業務終了の日まであと320日】
☆★☆★☆★☆★☆★ ザ・スリックスの次のライブです。
☆6月17日(日) 浜名湖弁天島WEST HOUSE《FOOLISH HEART INN Vol.7》 O/S 12:30/13:00 A/D 2500円(軽食付き) 出演: FUMBLERS’66 E・G・O, The Cruisin’ Rockin’Daddy SANDY MILKYWAY MENSOUL THE SLICKS
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No.1388 - 2018/05/15(Tue) 23:50:38
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