2枚目のレコードは1985年発表「サム・クック/ライブ・ハーレム・スクエア・クラブ1963」。 黒人音楽に興味を持つようになって聴き始めた頃、ソウル・シンガーの中ではオーティス・レディングがお気に入りでした。声、唄い方、そして楽曲等、すべてにおいてカッコよかった。それに対しサム・クックは色男だし、声色が甘いし、曲がポップ過ぎる。「ふうん」そんな気がしてました。 ところがどうだい。このライブ盤を聴いてたまげた。うねるクックの唄いまわしとバンドのアンサンブル、大歓声のオーディエンス。ライブ盤さ。ぼくは卒倒。畳の部屋に倒れ込みました。 彼のカッコよさに感動しまくってる気分と同時に、これまで彼のことをなんとも思っていなかった自分のカッコわるさに気づいたジュンキッチー。彼はポリポリポリとネコの爪とぎのように畳をかきむしっていた夜だったのです。
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No.1402 - 2018/08/13(Mon) 23:52:26
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