☆10月26日(金)は仕事を定時で終えると浜松G-SIDEに向かった。あ、直行したわけではありません。平日のユニフォームを脱ぎ捨て、週末のユニフォームに着替えるのさ。我が家の引き戸玄関をがらがらってオープンするとミックがいて、彼はいつものユニフォームのまんま「にゃあ」と言った。ぼくは「ただいま。ミックはいつもキジトラ柄のカッコいいの着てるなあ」と言った。ちゃっと着替えをして、彼の夕食を用意すると、そそくさと玄関に向かう。ミックがすり寄ってきてこう言った。 「お、黒のジーパンってことは、今日はノリノリなライブだね、ジュンキッチー」 「わお、よくわかったね」 「まあね、ジュンキッチーとは付き合い長いし。あれ?でも今日はマーチンじゃなくってクラークスなんだ?」 「ソウルやR&Bを好きなヤツが企画するイベントだからね」
☆残念ながら開演時間には遅れちゃったけど、なんとか出演全5バンドを観ることができた。出演順に南シナ会、J the HAGI-ds、JERICO、THE SCOOTERZ、THE GOOD TIME ROLLERS。主催のグッタイム・ローラーズのGt.&Vo.のコーキくんが黒人音楽好きで、バンドもそんなテイストがにじんでる演奏だった。いいグループ。その他のグループはそれぞれ音楽性が違っていたけど、ぼく個人的にはすべてのバンド、見ていて楽しかった。予想以上にお客さんに知合いがすごく多くて、みんなといろんな会話。平日のすべてがぼうぼうと忘却のかなた。「やっぱ、ここだよ、ここ。週末のライブハウスだよ」そう思った。
☆10月27日(土)は愛知県蒲郡市にライブを観に行った。蒲郡はガマゴオリと読みます。BUZZ HOUSEというお店。実はぼくにとって生まれて初めての蒲郡訪問。調べたら浜松からそんなに遠くないことがわかった。「終電でしっかりと帰ってこれる」イコール「つまり酒が飲める」。淳吉郎ライブハウス訪問における鉄壁の方程式をなんなくクリアです。夕方5時半過ぎ、蒲郡に到着。開演前に晩飯を喰うことにした。ぼくはグルメではないので知らない街に行ったらその街の名物を食べたいという欲求はありません。むしろ昭和時代から営業してるような個人経営な普通の食堂に入りたい。ぶらぶらしてたら3分後に発見。まさに絵に描いたような昭和な食堂。入店しウーロン割りとオムライスを注文した。おいしく召し上がってお勘定。おばちゃんが言う。 「カッコいい帽子かぶってますね」 「あ、ありがとうございます」 「ミュージシャンか、なにか演ってらっしゃるの?」 「え?は、はい、やってますけど・・・わかります?」 「だって着てるモノのセンスが違いますもん、ふつうの人と」 もう、蒲郡が大好き。そして、この日も週末のユニフォームだったのさ。
☆BUZZ HOUSEは小さなキャパだった。でも、お店の雰囲気がカッコいい。絵に描いたような食堂のあとは絵に描いたようなライブハウス。アイ・ラブ・ガマゴーリ。入店したらこの日のDJ、わが盟友でもあるフォノシックスのフクちゃんが初期パンクロックの7インチを連発中。テンションあがるあがる。風のある空が晴れた日に凧(たこ)がぴゅぴゅ〜って上がるように。この日は全5バンドのうち、友人のバンド:THE HIPSとstripperも出演。どちらもサイコーなライブだった。ヒップスが名曲『Freedom』を演ってくれたのはうれしかった。 う〜ん、バズハウスでライブ演りたいなあ。絵に描いたような食堂で晩飯を喰って、絵に描いたようなライブハウスで、絵に描いたようなロックンロールを演奏できたら、どんなに楽しいだろう。ってことさ。もちろん週末のユニフォームで。ね。
写真:来年のカレンダーが到着した。 絵に描いたようなロックンロール・バンドの写真が12枚収録さ。
【役員業務終了の日まであと154日】
☆★☆★☆★☆★☆★ ザ・スリックスの次のライブはこちら。
☆11月23日(金) 浜松キルヒヘア himitsusyounenθ企画《…go blank》 O/S 19:00/20:00 A/D 共に2000円(1d付) 出演: Nowhere-s LINE LIFE BOTANICAL(豊橋) 太田やじのすけ ピロヂ☆ハンズボン THE SLICKS
DJ ヘッドホンいらず Mr.チューインガム
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No.1424 - 2018/10/28(Sun) 23:22:31
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