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記事No.1427に関するスレッドです

小春日和日記 / 淳吉郎
☆11月16日(金)。みけんにシワを寄せたボブ・ディランみたいな顔つきで職場から帰宅すると、愛猫ミックくんがこう言う。
「よう!ジュンキッチーおかえり。ここ最近の顔つきはやけにディランづいてるじゃんか。今日なんかまるでディラン1990年発表の『アンダー・ザ・レッド・スカイ』のジャケ写の顔だに」
「いやいやミック、あのアルバムの裏ジャケじゃあなぁ、ディランがどっかの家の玄関先に座ってるだに。あの写真でディランは白いナイキのハイカット・シューズ履いてんだよ。最初にそれ見たとき、あ〜彼もナイキを履くんだ、って感心したのを覚えてるよ」。
そんな音楽話をしてると1週間のうちに発生した職場でのあれやこれやはまるで海のモクズとなって消えてしまう。そう、週末がスタートしたのです。

☆その日は浜松キルヒヘアに向かった。名物イベント「上空の中村」に音楽仲間の路ちゃん(Gt.&Vo.)とアカネちゃん(Dr.&Vo.)ふたりからなるグループ:なまこが出演。今回はベースとしてスリックスの初代Ba.でもあるキラちゃんが出演とのこと。
なまこはおもしろいグループで歴史上の出来事や昔話をモチーフとして語りと舞(まい)などのパフォーマンス、そして演奏を織り交ぜながらライブをするスタイル。今回は豊臣秀吉時代の鬼にまつわる話だったが、今回もおもしろかった。なまこはいい意味で「キチンと」やらずに「どこかユルっと」やってる(なってしまう?)ところがすごくいいと思う。共演したほかの2つの方々もいいライブだった。終電で帰宅。

☆17日(土)は浜松G-SIDEへ。THE 原爆オナニーズとTHE STAR CLUBのライブ。この2バンドのツーマンがまさか浜松で行われるとは! そんな感じ。
男や女はどうあるべきか。イヌやネコはどうあるべきか。ブルースとはなにか。ロックとはなにか。人類が今も昔も問い続けてるそのようなたくさんの言葉とおんなじ列に「パンクやモッズとはなにか。どうあるべきか」という言葉があります。答えはないのだろう。もしあったとしても時代とともに変わってゆくのかもしれない。だから先に述べた言葉たちはいつの時代でも存しているのでしょう。
ふたつのバンドの強烈なライブを見終えて、ぼくの中にあるその言葉「パンクとはどうあるべきか」の答えみたいなものがG-SIDEの暗い空間にふわふわと浮かんでいたんだ。いい夜だった。

☆18日(日)の午前中は浜松市内のギャラリーへ絵画鑑賞。
いつだったか自治会長宅へ伺った際、玄関内にドでかい油絵キャンバス画があって、それはそれは強烈な画風だった。訊くと奥様の作品とのこと。この日はそんな彼女が属する絵画グループの作品展なのだ。計16名の作品が30枚以上展示されていた。玄関画を見ていたのであらかじめ想像はついてたが、どれもこれもいわゆるブッ飛んだ作品ばかりだった。対象物をそっくりに描くのではなく画家の中の心象風景としてキャンバスに叩きつけた感じ、と言えばいいだろうか。大きさもキャンバス100号(162センチ×130センチ)以上の巨大作ばっかり。【圧巻】という言葉はこの日の、このギャラリーのために存在してるのでは、と思っちゃった。刺激を受けまくり。その日の午後は自治会活動をちょろり。気に掛けていた案件のひとつが解決しひと安心。そして日曜日の陽が暮れていった。

週末はどちらもあたたかな陽光がふりそそぐ、絵に描いたような小春日和でした。

写真の中の下の赤字が今回、物販で購入のタオル。お値段300円!
この値段設定はクラッシュが『ロンドン・コーリング』を発売したときに2枚組だけどできる限り1枚の値段に近づけて設定した逸話に近いモノを感じる。上の使いまくってる青字タオルと比べたら字体のフォントがちょっぴり変わっていて、そんなとこもうれしい。

【役員業務終了の日まであと133日】

☆★☆★☆★☆★☆★
ザ・スリックスの次のライブはこちら。いよいよ近づいてきました。祝日です。みなさん来てね〜!

☆11月23日(金)
浜松キルヒヘア himitsusyounenθ企画《…go blank》
O/S 19:00/20:00 A/D 共に2000円(1d付)
出演:
Nowhere-s LINE
LIFE BOTANICAL(豊橋)
太田やじのすけ
ピロヂ☆ハンズボン
THE SLICKS

DJ
ヘッドホンいらず
Mr.チューインガム

No.1427 - 2018/11/18(Sun) 17:54:17