“マイブーム”という言葉がこの世に出現してから、どのくらいの歳月が経過したのであろう。 この言葉の発案者はボブ・ディラン・フリークとしても有名な漫画家みうらじゅんさんって聞いたことがある。そして、実に言い得て妙(いーえてみょー)な言葉だと思う、マイブームって。どんなひとでも「そうそう」「あるある」って首肯してしまいます。今やスタンダードな言葉って事じゃないかな。いわゆる標準語。エレキ・ギターだったらレスポールやストラトキャスターやテレキャスターさ。
ほぼ1週間に1回ぐらいの割合で投稿をしている我が拙文でも、マイブームな表現があります。ここ1〜2ヶ月だったら『ティーンエイジャー』だね、きっと。無意識的に使ってる。 ぼくが初めてエレキ・ギターを手にしたのは15歳。ティーンエイジャーのど真ん中。国産メーカーのストラトキャスター・モデルを買った。しかも楽器の街と呼ばれるマイ・ホーム・タウン・ハママツのメーカー。ジュンキッチーが地元ハママツの楽器を使う。それはイチロー選手が地元ナゴヤ・ドームでヒットを打つ感じにちょっと似ている。
そのストラト・モデルは永遠の我がギター・ヒーロー、そして永遠のマイブーム、鮎川誠の登場により短命に終わった。俺は国産メーカーの黒いレスポール・カスタム・モデルをお年玉で買っちゃったのさ。ストラトはティーンエイジャーの終わり頃、当時の友人のうちの誰かに譲ったような気がする。色あせた写真のような遠いとお〜い記憶です。
2月某日、マイ・マザーからテレフォンがあった。 「昨日、○○くんがうちに来てね。○○くん、覚えてる?」 「あ〜〜〜もちろん」 「それでね、淳から借りっぱなしになってたギターを返しに来たって言ってね」 「ん?そんなことあったけっか?」 「それで昔話に花が咲いちゃってね」 「へぇ〜」 「いつでもいいからギター取りに来てね」
2日後、実家に行った。 返却に際しおそらく新調したのであろうピカピカのギターケースからギターを取り出した。 最初に買ったストラト・モデルだった。 30年以上ぶりの再会。 通っていた楽器屋のお兄さんとの会話や毎日毎日ギターを弾いていたスクールデイズの思い出が頭の中を駆け巡ります。 色あせたティーンエイジャーの記憶映像が脳内実写版生中継に変わった!
☆★☆★☆★☆★☆★ ザ・スリックスの次のライブです。
南シナ会ライブ企画 《 爆走南シナトレイン》 2019年4月6日(土) 会場:静岡騒弦 開場 18:00 開演 18:30 入場料:1drink代込み¥2.000 出演: ☆本間 章浩 ☆南シナ会 ☆クロキユウタ ☆毎日が冒険 ☆黒川 浩和 ☆THE SLICKS
写真がそのギターです。 ひととは違ったクルマにするために改造するように、このギターもいじってます。こんな改造をしてた事も忘れていたぐらい。オリジナルのまんまだったら今後のライブで使ったかもしれないけど、これじゃあ使えんなあ(笑)。 でも、もう手放さないと思う。自分の部屋にあるだけで役目を果たしてるんじゃないかな。そう思うけど。
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No.1453 - 2019/03/03(Sun) 21:18:18
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