パーソナル・コンピューターや携帯電話機と暮らしをともにするようになって久しい。駅のホームや街角でも画面を凝視してる方々をたくさん見かける。「おいおい、そんなに見つめてるとスマホん中にゴクリと飲み込まれちゃうに」って心配しちゃいます。
ぼくもパソコンを活用し、その力を拝借しながら人生を謳歌している。パンパカパーン。だがしかし、いいことばかりではない。たとえば音楽鑑賞。 昔は買ったばかりのレコードやCDなどのジャケットや歌詞カードを眺め、聴いていた。だが、最近はパソコンをパチパチしながら聴くことが多くなった。「ながら聴き」である。BGMである。生活の中の単なる音になってしまう場合もある。これはたいそう悲しい出来事です。ミュージシャン失格です。くうう・・・。
その点、ジャケットや歌詞カードを眺めながらの「ながら聴き」は違います。曲のタイトルや歌詞から導かれるイメージや風景がすぽーんと飛び込んできたり、じんわ〜り歩いてきたり、じゅわっと染みてきたり、するんだ。それぞれが、それぞれ、いい感じ。 いつしかこんな結論にたどり着きました。 「いい曲は曲名もいい」。 「曲名がおもしろい曲は知らぬ間に乗せられちゃってる気がする」。 名は体を表す(なはたいをあらわす)ってことわざはこの事か。
人名や地名やお店の名前などの固有名詞をタイトルにしている曲がたくさんある。たとえばビートルズだったら『ストロベリーフィールズ・フォーエバー』『ペニーレイン』『ジュリア』『ラブリー・リタ』その他もろもろ、アルバムタイトルだけど「アビーロード」。あ、「サージェント・ペパー〜」もそうか。 どのタイトルもそれぞれの作者のなんらかの思いや思い出があるのでしょう。そして、世界中のビートルズ・ファンは英国へ訪れた際にはその場所へ訪れるのです。そこでジョン、ポール、ジョージ、リンゴに近づいた気がなんだかしちゃうんだ。 ぼくたちは《想像力》を持っている動物なのです。
4月17日にマモル&ザ・デイヴィスがアルバム「LET’S GO!」を発表した。あいかわらずのマモル節。かつお節じゃないよ。ワタナベマモルさんの歌の世界の味ということです。いろんな出汁(だし)が利(き)いてるのさ。歌詞も曲も、デイヴィスの演奏も。おいしいおいしい。 6曲目に『キルヒヘアに行ったぜ』という曲が収録されている。マモルさんが言うには「ある日、浜松のライブハウス:キルヒヘアでライブを演った時、出番前の控室で浮かんできた曲」とのこと。
さあ、今度はあなたの番です。『キルヒヘアに行ったぜ』が生まれた場所でその曲を聴いてみませんか。世界中のビートルズ・ファンがその場所を訪れるようにね。 キルヒヘアに行こうぜ! あ、すいません、命令調で。ぜひとも来てね。よろしくお願いします!
浜松のレコ発 主催者・淳吉郎/THE SLICKS
☆★☆★☆★☆★☆★ ザ・スリックスの次のライブです。
☆MAMORU&The DAViES 新作「LET’S GO!」レコ発ツアー浜松編 【キルヒヘアに行こうぜ】 ■5月11日(土) 浜松キルヒヘア ■開場/開演 18:30/19:00 ¥2000(1d別) ■出演; MAMORU&The DAViES トンガラカス タオル THE SLICKS ■DJ;pujari
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No.1466 - 2019/04/27(Sat) 08:27:13
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