☆4月の終わりごろ、静岡県沼津市で開催されたロック・イベントに行った。すばらしい出演者ばっかりなイベントだった。そのうちのひとつに東京で活動するラングスティーンがいた。ライブハウスに入店してほどなく、バンドでギターと唄を担当するコージと遭遇。おたがい再会の喜びをわかちあった。 「お〜!コーちゃん!元気?」 「お〜ジュンちゃん!ハママツから来てくれたの?」 「今日のイベントはサイコーなメンツばっかりだからね。そりゃぁ来るさ。新しいドラマーのラングスティーンも楽しみにしてるでね」 「ありがとう。あっ!ジュンちゃん、ライブが終わったらちょっと話があるんだ」 「オーケー!オーケー!」
☆ドラマーが変わっておそらく2ヶ月も経過していないその日、バンドのライブはやっぱりサイコーだった。タオルで汗を拭きながらコーちゃんがぼくのところにやって来ました。 「いやぁ〜おつかれコーちゃん!サイコーだったに、今日も!」 「ありがと〜!あっ、あのね、ジュンちゃん」 「なに?」 「実は8月にシナロケと対バンすることが決まったんだよ!」 「マジか!マジか!マジか!」 わたしはおんなじ言葉を3回くり返しました。だって、おじいちゃんの遺言は「大切な言葉は3回くり返せ」だったからです。
☆8月3日(土)は東京・下北沢のライブハウス・シェルターに行った。上述のコージが教えてくれた日がこの日だったのさ。ラングスティーン主催「ROCK IS ALRIGHT」。 1番目はヤング・パリジャン。名前はインターネット上で幾度か拝見していたグループだけど、ぼくにとっては初めてのライブ観戦。化粧をしているメンバー5人がステージに現れてライブがスタート。一曲目から「おっ!」って思った。グラム・ロックだった。これまでの我が人生でいろんなバンドを観てきたけど、ここまで「しっかりとグラムしている」バンドは観たことがありません。リード・ギターとリズム・ギターふたりのアンサンブルもサイコー。ボーカルの方のハイトーンな声色もまさにグラムだった。すばらしいライブ。
☆2番目はラングスティーン。自分たちが企画するイベントにシナロケが出演するなんていうこの日の彼らの気持ち、ぼくはすごく理解できる。ナニからナニまで察することができます。そんな彼らのライブが始まったぜ。ワオッ!壮絶なライブ。すさまじい。MCなしで一気にブッ飛んでって最後の曲は名曲『THE END』。サイコー過ぎるこのライブに対し「筆舌に尽くしがたい」なんて表記をしたかったけど、みまさまがご覧のとおり知らぬ間においらは感極(かんきわ)まる、そして歓喜(かんき)まわる言葉を書きつらねてしまいました。
☆3番目はシーナ&ロケッツ。いっつもおんなじ。いっつも違う。ロケッツのライブはそんな感じです。レコードやCDなどの発売音源どおりキッチリ演奏するのはスゴいことだと思う。でも、ぼくたちわたしたちは人間です。毎日毎日ぼくらは鉄板の上で焼かれてイヤになっちゃってるたいやきくんとおんなじだと思う。ライブ演奏でルーティンな業務を見せつけられるより、ミュージシャンやバンド・メンバー間の温度や体温を感じるほうが俺は好きかな。まあ、いきつけの食堂や喫茶店やレストランに行くたびに食味が違うのはとても困るけど。この日のロケッツ、個人的には「ユー・メイ・ドリーム」が特にグッときた。鮎川さん、奈良さん、川嶋さんはこれまでとおんなじで今でもぼくの視界のず〜っと先を歩いてます。あいかわらず背中しか見えないのさ。 企画のコーちゃん、おつかれさまでした。サイコーな夜をありがとう。ロック・イズ・オールライト。すべてはオーライだったに!
B.G.M.「LITTLE FEAT/SAILIN’ SHOES」
☆★☆★☆★☆★☆★ ザ・スリックスの次のライブです。
☆THE 1970 A GO! GO! ■9月23日(月) 浜松キルヒヘア ■開場/開演 17:30/18:00 前売/当日 ¥2000 (1d別) ■出演; THE 1970 地獄の季節 THE SHOTGUN GROOVE THE SLICKS ■DJ:F山(PHONOSICS,WHIZZ)
写真:リトル・フィートがマイ・ブームになってから数か月が経過しました。代表作といわれる「DIXIE CHICKEN」と「SAILIN’ SHOES」のうち前者は以前から(30年前から)所有してたけど後者は所有していなかった。中古盤屋で見つけても3000円以上の高価だったりして買わなかった。んで、この日の下北沢のレコード屋にて680円で発見。 「マジか!マジか!マジか!」もちろん言いました。レコード聴いたら言葉が出てこないほどの、つまり筆舌に尽くしがたいすばらしい楽曲の数々だった。
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No.1482 - 2019/08/05(Mon) 00:12:03
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