☆「歳を食うと一年が早く感じる」という言い方があります。大晦日やお正月、もしくは誕生日やなんとか記念日など、一年に一回しかない特別な日だったらなおさら、そんなことを感じてしまうのかもしれない。地球の自転速度と太陽のまわりをグルグルとまわる公転速度がスピード・アップしたのか。はたまた、人類は高齢になるほど日々の出来事を当たり前ととらえてしまうのか。どっちにしろ、ぼくの部屋のレコード・プレイヤーでは今日も定速で音楽が流れている。
☆21日(土)は浜松キルヒヘアへライブ観戦。名物企画「上空の中村」。なまこ、パピコ、ジャンダラリン、Pinch of Snuffのみなさんが出演。 なまこは最後に演奏したGt.担当のみっちゃんが♪ひとつ〜♪って唄い始めた曲が特によかった。白い習字紙に墨をやわらかく溶いて落としてゆく感じ。 パピコは何度も見てるが上達したなあと思った。青春ど真ん中って感じ。 ジャンダラリンはアコーディオンをメインに往年の名曲のカバーをアイリッシュ風にアレンジしてるグループだが、演奏技術はもとよりチームワークがいつ観ても嫉妬するほどすばらしい。 Pinch of Snuffは初めて見たけど本格派のアイリッシュ・バンドだった。すごかったのが一曲目で音響トラブルがいきなり発生したけど、その後にVo.の方が「音全部(電気を)切ってください。生音でやります。唄だけちょっとマイク通してください」って言ったこと。バンドは8人のメンバー全員が生音で演奏をした。サイコーなライブだった。こんなことを瞬時にできるバンドがどれだけいるだろうか。 主催のポテティさん、おつかれさまでした。ありがとう。 DJ:フォノシックスのスーもロックだけにとらわれないさすがな選曲だった。
☆22日(日)は豊橋アバンティへライブ観戦。ビートシーカーが出演。 全4バンドのうち2バンドがいわゆるオールディーズ系なロックンロールおよびロカビリーバンドだった。ビートシーカーは2番目に演奏。前半途中でカバー曲「SHOUT」を始めたら野郎どもがわんさか踊りだした。客席で着席しているオールディーズ風おばさんたちもノリノリだった。「カバー曲にはセンスを出さなきゃいけない」と言ったのは1986年ごろの鮎川誠さんです。その言葉が脳裏をよぎったのさ。もちろんカバー曲に限らずいいライブだった。
☆「歳を食うと一年が早く感じる」という言い方があります。だがしかし、歳を食うと週末が昔よりも光り輝いている、そんな気がする。平日のあれやこれやの重みが違うしね、年齢を重ねると。その分、週末や休日の楽しみが倍増してるってことかもしれない。そうか、俺たちの人生は平日と休日のシーソーゲームってことなのか。びよ〜ん びよ〜ん。 どっちにしろ、ぼくの部屋のレコード・プレイヤーでは今日も定速で音楽が流れている。
B.G.M.「RALPH McTELL/NOT TILL TOMORROW」 1972年作。ブリティッシュ・トラッドと呼ぶべきか。プロデュースは同時期のT-REXもプロデュースしていたTONY VISCONTI。悪いわけないです。すばらしい。
☆★☆★☆★☆★☆★ ザ・スリックスの次のライブです。
☆「forever young man blues」 ■10月26日(土) 浜松キルヒヘア ■開場/開演 19:00/19:30 前売/当日 ¥1500 (1d別) ■出演; THE SLEEPEES (静岡) THE SUE THE SLICKS
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No.1492 - 2019/09/26(Thu) 00:36:27
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