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記事No.1495に関するスレッドです

暴走にまつわる話 / 淳吉郎
☆10月4日は浜松窓枠へライブ観戦。THE MODSのツアー“KICK ON BOOTS”。
なんとこの日は全国ツアー初日。どんなベテラン・バンドでも初日というのは特別なのではないでしょうか。人工知能AI(エーアイ )がバンド演ってるならカンケーないかもしんない。だがしかし、こちとら人間なんで「いつも一緒、いつも違う」。それでいい。それこそ人間の醍醐味。バンドのおもしろさ。安定と揺らぎのシーソー・ゲーム。そう思うけど。
初日は特別だと思う。めでたく我が街:ハママツが選ばれました。ラッキーこの上なしってことさ。

☆ライブが始まった。いつもと変わらぬモッズの4人がいた。メジャー・デビュー38年のバンドはいろんな時代の楽曲を立て続けに演奏した。
中途で初期の曲が披露された。その曲は当時のアルバムの演奏とちょっぴり違った。曲調もテンポもおんなじなのに違ったんだ。俺は「うんうん」って首肯した。10代の頃、聴いていた曲が50代の今でも響いている。年齢を重ねるという現実と、バンドを演り続ける、音楽を聴き続けるという現実。もしかしたら、その曲の歌詞も影響していたのかもしれない。
俺はザ・モッズというバンドは生きているんだと思った。ルーティンをこなすように昔の曲を昔のまんまに演ろうとしていない。年齢を重ねてもバンドを演り続けるというのは、なんてカッコいいことなんだろう。
そんなサイコーなライブだった。

☆10月5日は浜松キルヒヘアへライブ観戦。ガングリフォンでベースを担当している友人:シゲちゃん企画。
ガングリフォンを含む全6バンド出演。全国各地から。ガングリ以外は初めてのライブだった。でも、どのバンドもおもしろかった。ぶっちゃけ、ぼくの音楽趣味とはちょっとちがうバンドが多かった。けど楽しかった。
自分の好きな音楽に向かってゆくという姿勢はどんな形であれステージに表出します。おそらく、ぼくはそこでマイハートに「響く」か「響かない」かの感情をいだくのであろう。食堂に入店して、メニューをオーダーして、出てきた料理の見た目は良くても味がイマイチだったら残念なのとおんなじ。それが個人的な味や音の嗜好だとしても。この日は響きわたるカッコいいバンドばっかりだった。すばらしいイベントだった。
シゲちゃん、おつかれさまでした。ありがとう。

B.G.M.「EDDIE AND THE HODRODS/TEENAGE DEPRESSION」
10月某日。ホットロッズのVo.であるバリー・マスターズさんの訃報を受けた。
アルバム・タイトル曲である『TEENAGE DEPRESSION』は「10代の暴走」って邦訳されている。
音楽を中心として生活をしている人はミュージシャンであれリスナーであれ、10代の暴走が、いつしか20代の暴走になっていて、知らぬ間に50代の暴走になっていたりして。世界を見渡せば60代や70代でも暴走しているヤツがいる。音楽のいいところは、いくらアクセル全開でぶっ飛ばしてもおまわりさんに切符を切られないところなのさ。

☆★☆★☆★☆★☆★
ザ・スリックスの次のライブです。

「forever young man blues」
■10月26日(土) 浜松キルヒヘア
■開場/開演 19:00/19:30
■前売/当日 ¥1500 (1d別)
■出演;
THE SLEEPEES (静岡)
THE SUE
THE SLICKS

No.1495 - 2019/10/06(Sun) 22:57:26