27日土曜日は豊橋二川のライブハウス AVANTIでライブを演った。 浜松からはすこし距離のある場所だったけど、来てくれたみなさん、ありがとうございました。うれしかったです。
さてライブハウス、ぼくらにとってはティーンエイジャーのころから「当たり前の遊び場」なのだが、現在、一般的には「危険地帯」と目されている場所です。 やはりこの日、アヴァンティでも出演者お客さんともに検温とマスク着用をして、ライブ入れ替え時に換気、そしてステージと客席の間には透明のカーテン設置でライブが行われた。
ザ・スリックスとして今回のライブで期するところがあった。 4月24日の投稿で「都市伝説の男と女」という新曲をぼくの自宅弾き語り映像にて公開しているが、その曲をどうしてもこの日、演りたかったのだ。 もし演らなかったとしたら、それは「名ばかりの新曲」としてバンド内で古びてゆくと思ったから。 新鮮な野菜を冷蔵庫に保管していたとしても、食べなければいつしか腐っているのにちょっと似ています。
無事にピッカピカのダイアモンドみたいな新曲を演ることができました。 「余は満足じゃ。思い残すことはなし」つって、この世とおさらばしてもいい気分さ。 だがしかし、ここで死ぬわけにはいかない。 だって、俺らスリックスは次の曲を完成させなきゃいかんので。 というわけで、どうやら「新曲」はわたしの延命装置らしい(笑) バンドはやめられんねー。
よくライブ本番では失敗したりアクシデントが起きたりするので「ステージには魔物が住んでいる」という言い方をする。 ライブ中にこんなことを考えた。 「コロナ・ウィルスが巨大化して野球ボール状になったとしたら、目の前の透明カーテンは金網でもいいだろう」 「つまり、映画『ブルースブラザース』の真ん中あたりのカントリー&ウエスタンのライブ・バーで金網に向かって客がビール瓶をぶん投げるシーンが再現可能になるな。したがって俺はジョン・ベル―シになれるな」 「でも、プロ野球も開幕したし、野球場ではどれが本物のボールなのか識別が難しくなるだろうな」
そんなことを考えていたら、いつの間にか最後の曲になっていた。 再開しても、あいかわらずステージには魔物が住んでいたんだ。 そして俺はそれを歓迎する。 ライブはやっぱりサイコーなんだ。 この先、ライブ活動を再開するみなさんも思いっきり楽しんでください。
写真: 実は小説を1月中旬から執筆していたのだ。 思いとか、タイミングが一致したので。 先日、400字詰め原稿用紙換算250枚分の作品がなんとか完成。 某出版社の文学賞に応募しました。 目標は一次審査突破……レベル低っ(笑)
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No.1551 - 2020/06/29(Mon) 23:24:23
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