☆8月某日。自分が作る楽曲の曲調を広げようと思い立った。 思い立ったのと同時に「思い立ったが吉日」という言葉を思った。 ぼくの心のなかのオセロゲームが「思」という文字でいっぱいになってしまった次第。 大好きなバンドのCDをパソコンで聴きながらカバーすることを思い立った。 キッスのジーン・シモンズの舌べろのように、パソコンのトレーがにゅう〜っと出てきた。
☆そのバンドは死ぬほど好きなのだが、死んでしまうと聴けなくなるのでわたしが死ぬはずはない。 だがしかし、そのくせコード進行を分析したことはなかったんだ。 力強く、かつ、とってもポップなメロディー。 俺がたった今、手に入れようとしている「それ」そのもの。 アルバムの一曲目からコードを分析し始める。 「ガーン」一曲目からショックが身体中を駆けめぐった。 「なんだ!? こんなポップなのに、このコード構成は!?」 この時点でぼくの心のなかのオセロでは、もちろんビックリ・マークとクエスチョン・マークのひとり舞台……もとい、ふたり舞台です。
☆三曲目で断念した。 否、「断念した」というよりも「感服のあまり脱帽した」と言ってよかろう。 「ポップで聴きやすい」というのは、えてして「単純明快で簡単」と思われがちである。 むろん、そうではないことは承知の上だったが、ここに来て俺のなかで「科学的に立証」されてしまったのである。
☆ふと、気づく。 ナニかがぼくの両の目からこぼれ落ちていた。 目を凝らす。 ウロコだった。 「これか。目からウロコが落ちるってのは、このことだったのか」 このことわざを体験できたこと自体に、またしても目からウロコだった。 つまり、わたしの心のオセロでは……。 ふと、気づくと足元に飼い猫ミックがいた。 彼はウロコの匂いをくんくんと確かめていた。
☆★☆★☆★☆★ ザ・スリックスは10月下旬に岐阜某ライヴハウス、11月上旬に浜松某ライブハウスでサイコーなメンツでのライブが決まってます。 詳細をお楽しみに。
写真: 9月4日は浜松のライブハウス、メスカリンドライブにてDJイベント《FRIDAY》に参加。 これら10枚のアルバムから選曲。 集まってくれたお客さん、ありがとうございました。 そしてイベント主催のミッキーさん、おつかれさまでした。 誘ってくれてありがとうございました。 久しぶりに音楽好きに会って、よくしゃべったし、よく飲んだ。 そして生演奏ではないにしろ、店の巨大スピーカーから音楽が流れてくる。 「これだよ! これ!」と思った次第。
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No.1562 - 2020/09/06(Sun) 21:48:49
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