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記事No.1562に関するスレッドです

心のなかのオセロにまつわる話 / 淳吉郎
☆8月某日。自分が作る楽曲の曲調を広げようと思い立った。
思い立ったのと同時に「思い立ったが吉日」という言葉を思った。
ぼくの心のなかのオセロゲームが「思」という文字でいっぱいになってしまった次第。
大好きなバンドのCDをパソコンで聴きながらカバーすることを思い立った。
キッスのジーン・シモンズの舌べろのように、パソコンのトレーがにゅう〜っと出てきた。

☆そのバンドは死ぬほど好きなのだが、死んでしまうと聴けなくなるのでわたしが死ぬはずはない。
だがしかし、そのくせコード進行を分析したことはなかったんだ。
力強く、かつ、とってもポップなメロディー。
俺がたった今、手に入れようとしている「それ」そのもの。
アルバムの一曲目からコードを分析し始める。
「ガーン」一曲目からショックが身体中を駆けめぐった。
「なんだ!? こんなポップなのに、このコード構成は!?」
この時点でぼくの心のなかのオセロでは、もちろんビックリ・マークとクエスチョン・マークのひとり舞台……もとい、ふたり舞台です。

☆三曲目で断念した。
否、「断念した」というよりも「感服のあまり脱帽した」と言ってよかろう。
「ポップで聴きやすい」というのは、えてして「単純明快で簡単」と思われがちである。
むろん、そうではないことは承知の上だったが、ここに来て俺のなかで「科学的に立証」されてしまったのである。

☆ふと、気づく。
ナニかがぼくの両の目からこぼれ落ちていた。
目を凝らす。
ウロコだった。
「これか。目からウロコが落ちるってのは、このことだったのか」
このことわざを体験できたこと自体に、またしても目からウロコだった。
つまり、わたしの心のオセロでは……。
ふと、気づくと足元に飼い猫ミックがいた。
彼はウロコの匂いをくんくんと確かめていた。

☆★☆★☆★☆★
ザ・スリックスは10月下旬に岐阜某ライヴハウス、11月上旬に浜松某ライブハウスでサイコーなメンツでのライブが決まってます。
詳細をお楽しみに。

写真:
9月4日は浜松のライブハウス、メスカリンドライブにてDJイベント《FRIDAY》に参加。
これら10枚のアルバムから選曲。
集まってくれたお客さん、ありがとうございました。
そしてイベント主催のミッキーさん、おつかれさまでした。
誘ってくれてありがとうございました。
久しぶりに音楽好きに会って、よくしゃべったし、よく飲んだ。
そして生演奏ではないにしろ、店の巨大スピーカーから音楽が流れてくる。
「これだよ! これ!」と思った次第。

No.1562 - 2020/09/06(Sun) 21:48:49