10月3日、土曜日。浜松市連尺町にある、たけし文化センターに行った。 知的障害のこどもたちを表現活動でサポートする場所とのこと。 毎月第一土曜日の午後一時から三時にかけて、こどもたちの「ステージ」があると聞き、訪問した次第。 このような場所が浜松にあること自体をわたしは今まで知らなかった。
西暦1967年生まれのわたしは、ちょっぴり緊張しながら入室した。 だって初めての場所なんだもん。 見上げるほどの高い天井、そして建物の壁一面にはさまざまな表現作品が貼られている。 木枠には雑多な書籍およびオブジェが「飾る」というより、むしろ「放置されている」といった趣(おもむ)き。 ステージはすでに始まっていた。
出演者が入れ替わり立ち代わりステージにあがる。 ステージ上のボーイズ&ガールズ、そしてステージを観ている側のボーイズ&ガールズも熱を帯びていた。 「熱を帯びていた」っていうのは「熱帯雨林気候」っつー意味合いではありません。 「自分の楽しみ方をしている」ってことさ。 わたしはその場所で猛烈な「ロック」を感じた。 訪れてホントに良かったと思った。
10月10日、土曜日。豊橋市のライブハウスAVANTIにBEATSEEKERとSandyのライブを観に行った。 DJがいないこの日だったが、入店すると店内B.G.M.がストーンズの名盤「メインストリートのならず者」だった。 わたしのなかの体温が一気に熱を帯びた。 「熱を帯びた」っていうのは「熱帯雨林気候」っつー意味合いではありません。 「ノリノリ」もしくは「ギンギン」あるいは「走り出したら止まらないぜ、土曜の夜の天使さ」ってことさ。
各バンドの持ち時間が45分だったらしいこの日、BEATSEEKERは30分を切るセットリストでスピード・ナンバーをぶちかました。 よくあるじゃん、なにかの言い訳で「ゴメンね、時間がなかったもんで」って言っちゃうことが。 でも、時間ってのは自分で作ることが案外とできる。 そして、この日のビートシーカーのように「自分たちが演りたいことを演るだけ」のために削ることもできる。 これってすっごくカッコいいと思う。 アンコールが掛かっても、それにも応えずバンドはステージを終えたのさ。
メンバー4人中3人がいわゆるスキンヘッドなロックンロール・バンドSandyは、この日もそのとおりのハゲしいライブを繰り広げた。 そして、バンドが演奏する50年代60年代のさまざまなロックンロール名曲に合わせツイスティンするボーイズ&ガールズの面々が客席にいた。 おそらく、ぼくと同世代と思われる……つまり永遠のボーイズ&ガールズってことさ。 オールディーズ・ファッションの女のコがクルっと回転した際、パラシュート・スカートがふわぁ〜っと広がる風景がぼくは好きなんです。 Sandyの熱演とともに、この日もそれを見ることができた。
BEATSEEKERとSandyのみなさん、おつかれさまでした。 サイコーな週末をありがとう。
B.G.M.「A.R.B./魂こがして」 1983年発表のライブ盤。A面4曲目に『BOYS&GIRLS』収録。 「青春の一枚」って言葉はあんまり使いたくないし照れくさいので、「光り輝く俺の青い春の一部分」って言っておこうかな。 A.R.B.絶頂期のライブ盤です。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★ ザ・スリックスのライブ予定です。
☆10月24日(土) at 岐阜kingbiscuit noise mafia G.B.K.B. 出演: SUICIDETV. NORTH WEST THE SLICKS
open 18:00 / start 19:00 door 1,800円 (+1D 500円)
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No.1569 - 2020/10/11(Sun) 22:04:30
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