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記事No.1570に関するスレッドです

ギアを入れ替えて / 淳吉郎
わたしの勤務先までの通勤時間は1時間。
クルマのフロント・ウィンドウおよびサイド・ウィンドウの向こうを流れゆく街並みを眺めながらの1時間さ。
ハンドルをさばき、アクセル・ペダルとブレーキ・ペダルを踏んでいる。
クラッチ・ペダルは踏み込まないぜ。
なぜなら、わたしのクルマはオート・マティック。
始業時間めざして会社に向かうわたしは時計仕掛けであり、ある意味オート・マティックなんだろう。

「1時間も運転なんてたいへんだし退屈になりません?」
きれいな街頭インタビュアーのお姉ちゃんが運転中のわたしに向かって、そう問いかけたので、こう答えた。
「んーん。俺はそう思わないな。だって、カー・ステレオから流れるCD音源を聴きながら運転してるじゃん。ある意味これはドライブなんだよ。クルマってのはさあ、個人的な空間なんだよね。俺の部屋ってこと。つまり、自部屋でレコードを聴いてるのとおんなじなんだ。サイコーな音楽を聴きながら『おっ! この曲カッコいいね。んじゃぁ、ザ・スリックスの次の新曲はこの感じでいこうかな』とか考えちゃうんだよねー」
気づくとインタビュアーのお姉ちゃんの姿は見えず、わたしは職場に向かってアクセル・ペダルを踏み込んだ次第。
ブブっ、ブブっ、イェイ。

17日(土)は浜松のショット・バー201でライブ観戦。
出演はだあこえ&たかぼう、そして古木路子さん。
だあこえ&たかぼうのユニットは、新曲を披露した。
このコロナ禍で、だあこえさんのなかから生まれた曲とのこと。
昔から「歌は世につれ、世は歌につれ」と申します。
だあこえさんの姿勢にわたしは共鳴する。
古木路子さんの演奏をわたしは目を閉じながら聴いた。
なんとなく、そんな気分になってしまったんだ。
音声のない昔の映画を観ながらセリフの雰囲気をイメージするように、彼女がギターをつま弾きながら唄う姿を観ないまま、わたしは彼女の唄の世界をイメージした。

土曜日のショット・バー201では、オート・マティックなんかじゃない世界がたしかに存在していた。
クラッチを踏んで、シフト・ノブをグッと握りしめてギアを入れ替えてゆく、アナログな感じさ。
俺はそーゆー世界が大好きだ。
だあこえ&たかぼうのおふたり、古木路子さん、企画のポテティさん、おつかれさまでした。サイコーな週末をありがとう。

B.G.M.「THE CHORDS/THIS IS WHAT THEY WANT」
コーズを聴いてると、もうどうしようもない気持ちになってしまうんだ。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★
いよいよザ・スリックスの岐阜ライブです。
DJにKODAMAさんが決まりました。
彼のDJ選曲が俺は大好き。
なぜなら、自分の部屋にいるような気持ちになってしまうから(笑)
スーサイドTV.、ノース・ウエスト、コダマさんとご一緒できてマンモス・うれぴー。
みなさん、ぜひご来場くださいませ。

☆10月24日(土) at 岐阜kingbiscuit
noise mafia G.B.K.B.
出演:
SUICIDETV.
NORTH WEST
THE SLICKS

DJ:
KODAMA

open 18:00 / start 19:00
‪door 1,800円 (+1D 500円)

No.1570 - 2020/10/18(Sun) 23:02:38