わたしの勤務先までの通勤時間は1時間。 クルマのフロント・ウィンドウおよびサイド・ウィンドウの向こうを流れゆく街並みを眺めながらの1時間さ。 ハンドルをさばき、アクセル・ペダルとブレーキ・ペダルを踏んでいる。 クラッチ・ペダルは踏み込まないぜ。 なぜなら、わたしのクルマはオート・マティック。 始業時間めざして会社に向かうわたしは時計仕掛けであり、ある意味オート・マティックなんだろう。
「1時間も運転なんてたいへんだし退屈になりません?」 きれいな街頭インタビュアーのお姉ちゃんが運転中のわたしに向かって、そう問いかけたので、こう答えた。 「んーん。俺はそう思わないな。だって、カー・ステレオから流れるCD音源を聴きながら運転してるじゃん。ある意味これはドライブなんだよ。クルマってのはさあ、個人的な空間なんだよね。俺の部屋ってこと。つまり、自部屋でレコードを聴いてるのとおんなじなんだ。サイコーな音楽を聴きながら『おっ! この曲カッコいいね。んじゃぁ、ザ・スリックスの次の新曲はこの感じでいこうかな』とか考えちゃうんだよねー」 気づくとインタビュアーのお姉ちゃんの姿は見えず、わたしは職場に向かってアクセル・ペダルを踏み込んだ次第。 ブブっ、ブブっ、イェイ。
17日(土)は浜松のショット・バー201でライブ観戦。 出演はだあこえ&たかぼう、そして古木路子さん。 だあこえ&たかぼうのユニットは、新曲を披露した。 このコロナ禍で、だあこえさんのなかから生まれた曲とのこと。 昔から「歌は世につれ、世は歌につれ」と申します。 だあこえさんの姿勢にわたしは共鳴する。 古木路子さんの演奏をわたしは目を閉じながら聴いた。 なんとなく、そんな気分になってしまったんだ。 音声のない昔の映画を観ながらセリフの雰囲気をイメージするように、彼女がギターをつま弾きながら唄う姿を観ないまま、わたしは彼女の唄の世界をイメージした。
土曜日のショット・バー201では、オート・マティックなんかじゃない世界がたしかに存在していた。 クラッチを踏んで、シフト・ノブをグッと握りしめてギアを入れ替えてゆく、アナログな感じさ。 俺はそーゆー世界が大好きだ。 だあこえ&たかぼうのおふたり、古木路子さん、企画のポテティさん、おつかれさまでした。サイコーな週末をありがとう。
B.G.M.「THE CHORDS/THIS IS WHAT THEY WANT」 コーズを聴いてると、もうどうしようもない気持ちになってしまうんだ。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★ いよいよザ・スリックスの岐阜ライブです。 DJにKODAMAさんが決まりました。 彼のDJ選曲が俺は大好き。 なぜなら、自分の部屋にいるような気持ちになってしまうから(笑) スーサイドTV.、ノース・ウエスト、コダマさんとご一緒できてマンモス・うれぴー。 みなさん、ぜひご来場くださいませ。
☆10月24日(土) at 岐阜kingbiscuit noise mafia G.B.K.B. 出演: SUICIDETV. NORTH WEST THE SLICKS
DJ: KODAMA
open 18:00 / start 19:00 door 1,800円 (+1D 500円)
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No.1570 - 2020/10/18(Sun) 23:02:38
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