☆25年ぐらい前だったか、タモリさんの「笑っていいとも」を見ていた時、売り出し中のアイドル・グループのメンバーのひとりが登場した。 ブラウン管に映ったその青年は、どこか頼りなさげな雰囲気だった。 「これだったら浜松の鍛冶町通り(浜松中心部のメインストリート)を歩いてるちょっとハンサムな兄ちゃんレベルじゃん」とわたしは思ったものだ。
☆11月某日、元アイドルのオートレーサー選手がグランプリを制覇し日本一になったというニュースをネット上で知った。 ウイニング・ランつって、ヘルメットを脱いだ彼が素顔でレース場をぐるりと廻っている写真を拝見した。 25年前のテレビで見た彼の現在の顔は「どう考えても普通の男ではないオーラ」を放出していた。 ヒトという生きものは、生き方次第で歳を重ねるほどカッコよくなれることを見事に立証している、と思った次第。
☆いつまでも、おんなじ場所にいることはすばらしいと思う。 それを「キーポン・ロッキン」とか「キーポン・ローリン」と呼ぶかどうかは別として。 とは言うものの、知らない街に行くとき、わたしはときめく。 ちっちゃなマイ・ハートがマーシャル・アンプのような音で唸りだすんだ。 できれば自家用車ではなく、できればビールなどを飲みながら、行ければ、ね。
☆11月某日、愛知県刈谷市の某画廊を訪れた。 刈谷市は初めての街。 愛知県民の方々には申し訳ないが、刈谷市と岡崎市のどちらが浜松寄りなのかもわからないほどさ。 それは、アメリカに行ったことがないわたしにとって、西海岸におけるサンフランシスコとロサンゼルスの位置関係がわからないのに、ちょっと似ている。
☆ネコにまつわる展覧会だった。 ちいさな画廊には、絵画だけではなく、皿やカップなどの焼き物やイヤリングに至るまで、さまざまなものが陳列されていた。 出品したひとたちそれぞれが、それぞれのネコを表現している。 つまりそれはネコだったし、猫だったし、ねこだった。 おもわずわたしは「キャッ」と(※CAT)、声をあげてしまった。 なるほど、どうも電車内で飲み過ぎたようだ。
B.G.M.「中島みゆき/世情」 1978年発表、中島みゆきさん4枚目のアルバム「愛していると云ってくれ」B面4曲目に『世情』収録。 アルバム全曲のなかでこの曲は異質の響きを奏でています。 こんな楽曲が1978年のニッポンで発表されていたこと自体が信じられない。
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No.1575 - 2020/11/15(Sun) 21:38:41
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