☆10月18日の投稿文で申しあげたとおり、出勤に要するわたしの通勤時間は1時間。 それは所有するCD音源を聴きながらの1時間。 新作音源や買ったばかりの音源というよりも、何年も前に購入した音源をあらためて聴きなおす1時間。 ここ数日間はTheピーズの音源を聴いている。
☆聴きながら、「う〜む」なんて声を発しながら、わたしは運転。 ロダン制作のブロンズ像『考える人』みたいな体勢で運転。 「えっ!? ウソでしょ」と、あなたはおそらく言うであろう。 だがしかし古今東西、サイコーな音楽や表現ってものは、わたしたち一般のひとびとに対して信じられない影響を及ぼしているものさ。
☆あの日、わたしはたしかにブロンズ像の体勢で運転していた。 密閉された自家用車の空間のなか、わたしの感嘆の声はいつしか密集され、気づくとわたしはこれまで以上にTheピーズと密接な関係を結んでいた。 そんな3密もあるんです。
☆11月某日、盟友でありライバルでもあるフクちゃんと飲みーティングをした。 今回は居酒屋ではなく、ハママツを代表するライブハウスのひとつであるG-SIDEが存するビルの入り口で週末営業している立ち飲み処「がしや」にて。 週末を楽しもうとするひとびとを乗せた遠州鉄道の電車が走ってゆく。 週末を楽しもうとするひとびとが運転するクルマが街道を走ってゆく。 週末を楽しもうとするひとびとが目的の場所に向かって歩いてゆく。 そうです、がしやは解放された青空飲み処なのさ。
☆ふたりはいつもどおりの会話をした。 簡単に言えばそれは「現在過去未来」の話ってこと。 昔話のみに、花を咲かせるのもよかろう。 現在における処々の問題についてのみ、議論するのもよかろう。 現状を鑑(かんが)みず、未来に対する理想論のみで、突っ走るのもよかろう。 だがしかし、おれたちふたりは、そうじゃあないんだよなあー、いつののみーてぃんぐでも。
☆わたしにとってロックンロール・ミュージックっつーのは常に時代の最先端。 なぜなら、過去の音源から未来を知ることができるし、現在の音源から自分がこれから演りたいことを想像させてしまうし。 フクチャンとの飲みーティングでの会話内容だって、いつもそんな感じ。 つまり、ロックンロールそのものってこと。 ふたりはこの夜も、濃密な 緊密な 親密な会話をした。 そんな3密もあるんです。
B.G.M.「山口百恵/決定盤ベスト30曲」 長年の音楽仲間、荒ちゃんからゆずり受けた百恵ちゃん1977年発表の2枚組レコード。 1973年デビューの百恵ちゃんだから、4年後のこのレコードはベストと言うよりも彼女が17歳ぐらいまでの選曲集だと思う。 聴いていて、当時の彼女の年齢からは想像しがたい声質と存在感に今さらながら驚愕した。 もうブッちぎり。 「違う言い方をしろ」と言うならこう答えます。 「イェイっ! 俺の百恵ちゃん!」
写真:「みっけ/飯田往宏」 絵画を購入したのは何年ぶりだろう。 タイトルを含み、この絵が持っている質感がすばらしい。 この絵の質感……それはつまり、筆密、色密、匂密。 そんな3密もあるんです。
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No.1576 - 2020/11/22(Sun) 23:00:32
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