?@ 見あげれば、澄み渡った青い空。 その少し手前で君を見つけた。 風に身を任せ、ゆっくりと移動する君を見ているうち、筆を執りたくなった次第。 そっちから、こっちはどう見えているんだろう。 こっちはね、簡単に言えば浮き世です。 手に入れたものが、必ずしも正しいとは限らない世界。 青空の中をたゆたう白い雲。 そんな君へこのはがきを送るよ、風に乗せて。 返信不要だけど、可能ならば変わらない形のままの君とまたお会いできれば。 そのとき、浮き世について語り合おうよ。
?A あの日から7年が経ちました。 つまり、君たち4匹も、うちの猫も7歳ってこと。 正直なところ、里親募集を出していたあの家に行った時、どの子でもよかった。 僕のところへ最初に近寄ってきた子を引取ることにしていたから。 うちは仲良くやってるけどみんなはどう? やさしい飼い主さんに巡り会えていますように。 いつかどこかで同窓会ができたらいいね。 みんなお互いが兄弟って事に気づくのかな。 じゃあ、お元気で。
追伸 出されたご飯に文句を言っちゃあダメだよ。
B.G.M.「仁輪加/サンハウス」 1976年発表、サンハウスのセカンド・アルバム。B面4曲目に『あて名のない手紙』収録。 歌詞というのは短いほどカッコいい、というのがわたしの持論です。 だって、母国語ってのは思いをはせることができる言語だから、転がるビートに乗せるために日記みたいな言葉で埋め尽くすなんて不要だと思うんだ。 ちなみに『あて名のない手紙』は5分49秒の楽曲なんだけど、歌詞はたったの10行です。
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No.1577 - 2020/11/29(Sun) 15:07:08
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