通勤のあいだ、くちゃくちゃとガムを噛みながら運転をしている。 10年以上前からなんだけど、きっかけは禁煙に挑む際のタバコの代打(ピンチヒッター)としてです。 そのときわたしは「眠くなったらこれでオメメぱっちり……」みたいなうたい文句の黒々したガムを選択した。 四角形の小粒なガムが幾粒も円筒状のケースに詰め込まれている600円(税込)ぐらいのお徳用。 どーゆーわけか、そのとき以来、それ以外のガムを選ぶことはせず、一途な、愚直な、♪オンリー・ユウ〜♪なぼくなの。
2ヶ月前、スーパーマーケット内で「たまには別のガムでも噛んでみるか」という気分に、ふとなってしまい、その場で違うガムを購入した。 それ以降、毎回違う種類を選んではガムの風味や噛みごこち、ひいてはパッケージからガムを取り出す際の取り出しやすさ具合まで観察している。 え? そんな俺はまるでガム・マニアじゃないか! でもそれは、レコード屋で知らないバンドのレコードに食指が動くのとちょっぴり似ているから、まあしょうがないら。 「冒険買い」って言葉以上に未来を予見させる言葉を俺は知らない。
現在、噛んでいるのはスウィーティ、ピーチ、マスカット、グレープ、オレンジ、ライチ、ベリーという7種の甘味ガムが混在しているやつ。 投稿文でたびたび申しあげているとおり、わたしの通勤時間は1時間です。 たしか有名なキャラメルのキャッチコピーに「1粒で300メートル」ってのがあった気がする。 だがしかし、おいらの場合は「1粒で15分」ぐらい噛むと次の粒をお口に追加投入している次第。 つまり1時間後、それは会社の駐車場に着くころ、わたしはわたしのかわいいお口のなかで4粒のガムを、まるで屈強な大リーガー選手のように、くちゃくちゃさせているのさ。 あの日、代打(ピンチヒッター)として出場した代替え(サブスティチュート)なガム(選手)は、今日も巨大なバットをフル・スウィングしている。
7種の甘味ガムを1時間のなかで無作為に4粒選ぶとして、すべておんなじ味だという確率は非常に低い、はず。 そうです、わたしはカー・ステレオから流れ続けるイッツ・オンリー・ロックンロール・ミュージックを聴きながら、チューイン・ガムのミクスチャー・ミュージックを味わっている次第。 俺にとって、ただ甘いだけの音楽はつまんねーし、同様にただ甘いだけのガムもつまんねー、それがミクスチャーだったらなおさら、って話さ。
B.G.M.「THE WHO/WHO’S BETTER,WHO’S BEST」 1988年発表、ザ・フーのベストアルバムA面4曲目に『SUBSTITUTE』収録。 邦題が『恋のピンチヒッター』ってのは有名な話だね。 タイトルから自分勝手に想像できるのがすばらしい。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★ ザ・スリックスのライブ予定です。
☆1月24日(日) at 浜松G-SIDE 詳細後報で
☆2月14日(日) at 浜松キルヒヘア 詳細後報で
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No.1580 - 2020/12/21(Mon) 00:19:46
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