目的地へ移動する際、街並みを拝見するのが好きです。 歩いていても、クルマのなかでも。 街路樹の絵柄はもとより、建造物のデザインや通行人の風貌およびファッション、そして立ち並ぶお店の看板、それらすべてが街並みなんだ。
看板にいつわりなし、という言葉がある。 その言葉にいつわりがないのならば「うちのラーメンは天下一品」と記された看板のお店は、おそらく天下一品の味なんだろう。 そして、「このコはうちの看板娘だから」とか「あいつは〇〇〇の看板背負っているから」などの言い方もある。 つまり、看板というのは我々の生活の中で、そこそこの立ち位置を占めている存在、ということか。
通勤途中の街道沿いに閉店したダンス・スクールがある。 太陽光にさらされ続け、色あせた看板を見るとsince2002と記されていた。 そう、それは安室ちゃんを始めとする沖縄勢が一世を風靡した時期です。 小学生や中学生の誰も彼も彼女もがスターを目指し、そのダンス・スクールに通ったのではなかろうか。 だがしかし、ひとの気持ちの移り変わりは目に見えないスピードで進行している。 もしかしたらツインカム空冷四気筒のナナハン・バイクより、もしかしたら新幹線のぞみ号より、もしかしたら超音速旅客機コンコルドより。速いかも。 だからダンス・スクールは閉店の憂き目に出会ってしまった。のかも。
さらに看板を凝視すると、取り扱いダンスの種目がこう記されていた。 HIP HOP……うん、これは納得。 CLUB JAZZ……よくわからないジャンルだが、まあ良しとしよう。 POP……どんな音楽であれ、踊りであれ、文章であれ、映画であれ、ポップであることは良いことだ。 LOCK……むむ? ROCKじゃねーのか。なんだこれは? 誤植、いわゆるお店か看板屋の書き間違いか? ぼくはロック・ミュージックが死ぬほど好きなので、なんだか自分自身をバカにされたような気がしました。ちっ!
「ROCKっちゅーたら俺のことだけど、LOCKっちゅーたら鍵のことだら。なんだよこれ?カギカギ踊りってことか。でもよ、関節に錠を掛けちまったら動けねーじゃんか。知ってるかい?こーゆーのを本末転倒って言うんだよー。ありゃりゃ、まさに踊るどころか転んじゃってるら。ははは。」 そんな独り言を大声でつぶやきながら念のため、ネット検索をしました。 出てきました。 はい、LOCKという名のダンスが歴然と存在していたのです。 うん、やっぱり世の中は知らないことだらけさ。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★ ザ・スリックスのライブ予定です。
ぼくは事あるごとに、ネットでの投稿文において「キルヒヘア名物イベント、上空の中村!」と言っています。 この看板にいつわりなしです! サイコーな出演者が集まりました! そして2月14日というのはぼくにとって特別な日! みなさん、来てねー!
☆2月14日(日) at 浜松キルヒヘア 上空の中村《re:birth》 stripper「VOICE」リリース・ライブ 開場/開演;17:00/17:20 料金;2000円(1d別) 出演; Stripper ピロヂ半ズボン THE JASON BLUE-RAY THE SLICKS
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No.1586 - 2021/02/10(Wed) 00:46:13
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