[ 掲示板に戻る ]

記事No.1587に関するスレッドです

上空は今日も快晴 / 淳吉郎
2月14日(日)は浜松キルヒヘアでわたしのバンド、THE SLICKSがライブを演った。
この日は浜松キルヒヘアの名物イベントだと個人的に思っている【上空の中村】。
集まってくれたたくさんのお客さん、共演バンドのみなさん、そして主催のポテティ中村さん、ありがとうございました。

最初に演奏はTHE JASON BLUE-RAY。
彼らとは3週間前に別のライブハウスで共演したばっかり。
そんな彼らとぼくの音楽ルーツはとっても似ている、30歳ぐらい年齢差があるのに。
言いかえるとするならば、おんなじ自治会に住んでいて、おんなじゴミ捨て場に、似ているけどちょっと違うゴミを廃棄している仲って感じかな。
だって、音楽もゴミも生活の中から生まれるものなんです。
地元にこーゆー若いバンドがいること自体がもうサイコー!
ありがとう。

2番目はTHE SLICKS。
この日はシーナ&ザ・ロケッツのファンにとって特別な日。
そう、シーナの命日なのです。
そんな日にライブができることを俺は幸せに思った。
と同時になんらかの使命感および指名感を勝手に感じちゃったのさ。
日々の生活の中、頭んなかで常に風鈴が鳴り響いているような軽いノリのわたしです。
だがしかし、さすがに「使命感および指名感」だから熟考を重ねた。
たどりついたのはシナロケのカバーを演るってこと。
この日、演ったのは『ユー・メイ・ドリーム』。
もちろんザ・スリックスのロックンロール・アレンジで。
だって、これがザ・スリックスのスタイルなんだ。

3番目はStripper。
この日のイベントは彼らの新作「VOICE」のレコ発でもあった。
彼らとも幾度か共演してる。
4人の時とか、3人の時とか、2人の時とか。
今回は最新音源でも唄っている女性ヴォーカルの方が参加した3人でのライブだった。
リハーサルから壮絶な爆音。
ぼくの耳奥に在するかわいい鼓膜だって、踊り踊って腰砕け状態だったほどさ。
でも、ライブはリハーサルとは違い、爆音なんだけど女性ヴォーカルの方の声が響いていた。
それを聴いているお客さんがみるみるうちに1枚、また1枚と着衣を脱衣し始めた気がした、わたしの脳内銀幕スクリーンで。
ストリッパーのライブで観客がストリッパー……つまりこれは、ミイラ取りがミイラになるってことかも。
ありがとう。

4番目はピロヂ半ズボン。
たとえば、お菓子であれ自動車であれ新製品が発売される際には、顧客の関心を惹く(ひく)ために様々なキャッチ・コピーが発表されます。
わたしのなかでいつしか根付いたピロヂ半ズボンのキャッチ・コピーは「すべてのバンドを前座、もしくは後座にさせる男」。
いろんな時代の洋楽邦楽代表曲をミックスさせた爆笑エンターテイメント・ステージなのさ。
もう、ホントに困っちゃうんだよなあ、共演する人々は。
だって、ぜーんぶ持ってっちゃうから(笑)
でも今、世界が必要としているのはピロヂみたいなひとなのかもしんない……いや、それはちょっとホメすぎか(笑)
ありがとう。

【上空の中村】のおもしろいところはいくつもあるのだが、そのひとつに毎回、サブタイトルが付いているということがあげられる。
今回は《re:birth》だった。
《リバース》をわたしが所有する1981年版の英和辞典で調べると「更生、再生、復活、新生」と訳されていた。
主催のポテティ中村さんが今回、選んだこの「言葉」。
なるほど、現在われわれが置かれている状況にピッタリじゃんか、と個人的に感じた次第。
そうか、やっぱり【上空の中村】は浜松キルヒヘアの名物イベントってわけさ。

B.G.M.「カッコワルイ大人になる方法/ヤンバル」
ヤンバルは愛知県豊橋市のライブハウスAVANTIを中心にして活動する沖縄風三人衆バンド。
これは2月7日に発表された通算3枚目となる新作アルバム。
前作もバンドが表現する感性度および完成度に唸ったけど、今作ではグループが次に歩いてるのが感じられるんです。
俺はこーゆースタイルが大好きだから刺激を受けまくり。
もうサイコー!

No.1587 - 2021/02/20(Sat) 23:04:06