[ 掲示板に戻る ]

記事No.1627に関するスレッドです

確率とミラクルにまつわる話 / 淳吉郎
「誕生日が自分とおんなじ有名人は誰だろう」
どんなひとでも、そんな興味を抱いたことがあるでしょう。
そして街角(まちかど)インタビューにて、4月に入社したばっかりな地元放送局の新人女子アナウンサーからその質問を受けたのなら「わたしは○○さんと誕生日がおんなじでーす」と、あなたは胸を張って即答する。ら。

もし、その有名人が大好きなひとであったならば、これはある意味においてミラクルとも言えるし「自分は選ばれたんだ」なんつって自意識過剰になっちゃったりして。
だがしかし、世の中には「ミラクルなんて信じないぜ」っつー冷静沈着な現実派も存在するわけで。
彼に言わせれば「単なる365ぶんの1の確率っすから。366人集まれば最低ひとりはおんなじ誕生日のひとがいますから」。

ぼくのバンド、ザ・スリックスのライブは年間数回。
おまけにこの状況下、ここ2年間はホントに減った。
そんな中、4月2日は浜松G-SIDEでライブを演りました。
集まってくれたみなさん、ありがとうございました。
正直なところ、直前までライブを演るかどうかわたしの気持ちは逡巡(しゅんじゅん)した。
いわゆる淳逡巡、じゅんしゅんじゅん、である。
ひらがなにすると極めて平和なニュアンスだが、わたしは悩んだのさ。
そしてぼくたち、ザ・スリックスはマスクを着用して演奏することにした。

出演順にZん、THE SLICKS、FUN CLUB、南シナ会、The good time rollers。
この日、全5バンドの演奏スタイルはジャンルとしておんなじではなかった。
だけどが、なにかしらの接点をすべてのバンドにぼくは感じたし、ライブもサイコーだった。
おそらくそれが主催のグッタイムローラーズ・こうきくんの狙いだったのではないかと思っている。
こうきくん、誘ってくれてありがとうございました。

ちなみにこの日、4月2日は清志郎の誕生日だったから俺は彼のTシャツ着用で演奏。
そーいえば、前回ライブの12月18日はキース・リチャーズの誕生日だった。
そーいえば、前年2月14日のライブは実父の誕生日でありシーナの命日だった。
あ、いやいや、ぼくは「選ばれたバンドだ」なんつーコーマンちきな自意識を、これっぽちも持っていないですし、ましてや「365ぶんの1の確率ですから」なんつー冷静さも持ちあわせておりません。
信じているのは、ロックンロールを始めとするすべての音楽が持っている「これってミラクルじゃないか」って思わせてくれるパワーかな。

B.G.M.「忌野清志郎/世間知らず」
土曜日のサービス休日〇勤から夜9時前に帰宅後、我が家B.G.M.は知らぬ間に清志郎祭りとなった。
うん、俺は永遠のサタデーナイトを希望する。
写真はライブ時の着用Tシャツと今週末B.G.M.の数々。

No.1627 - 2022/04/10(Sun) 02:26:45