「誕生日が自分とおんなじ有名人は誰だろう」 どんなひとでも、そんな興味を抱いたことがあるでしょう。 そして街角(まちかど)インタビューにて、4月に入社したばっかりな地元放送局の新人女子アナウンサーからその質問を受けたのなら「わたしは○○さんと誕生日がおんなじでーす」と、あなたは胸を張って即答する。ら。
もし、その有名人が大好きなひとであったならば、これはある意味においてミラクルとも言えるし「自分は選ばれたんだ」なんつって自意識過剰になっちゃったりして。 だがしかし、世の中には「ミラクルなんて信じないぜ」っつー冷静沈着な現実派も存在するわけで。 彼に言わせれば「単なる365ぶんの1の確率っすから。366人集まれば最低ひとりはおんなじ誕生日のひとがいますから」。
ぼくのバンド、ザ・スリックスのライブは年間数回。 おまけにこの状況下、ここ2年間はホントに減った。 そんな中、4月2日は浜松G-SIDEでライブを演りました。 集まってくれたみなさん、ありがとうございました。 正直なところ、直前までライブを演るかどうかわたしの気持ちは逡巡(しゅんじゅん)した。 いわゆる淳逡巡、じゅんしゅんじゅん、である。 ひらがなにすると極めて平和なニュアンスだが、わたしは悩んだのさ。 そしてぼくたち、ザ・スリックスはマスクを着用して演奏することにした。
出演順にZん、THE SLICKS、FUN CLUB、南シナ会、The good time rollers。 この日、全5バンドの演奏スタイルはジャンルとしておんなじではなかった。 だけどが、なにかしらの接点をすべてのバンドにぼくは感じたし、ライブもサイコーだった。 おそらくそれが主催のグッタイムローラーズ・こうきくんの狙いだったのではないかと思っている。 こうきくん、誘ってくれてありがとうございました。
ちなみにこの日、4月2日は清志郎の誕生日だったから俺は彼のTシャツ着用で演奏。 そーいえば、前回ライブの12月18日はキース・リチャーズの誕生日だった。 そーいえば、前年2月14日のライブは実父の誕生日でありシーナの命日だった。 あ、いやいや、ぼくは「選ばれたバンドだ」なんつーコーマンちきな自意識を、これっぽちも持っていないですし、ましてや「365ぶんの1の確率ですから」なんつー冷静さも持ちあわせておりません。 信じているのは、ロックンロールを始めとするすべての音楽が持っている「これってミラクルじゃないか」って思わせてくれるパワーかな。
B.G.M.「忌野清志郎/世間知らず」 土曜日のサービス休日〇勤から夜9時前に帰宅後、我が家B.G.M.は知らぬ間に清志郎祭りとなった。 うん、俺は永遠のサタデーナイトを希望する。 写真はライブ時の着用Tシャツと今週末B.G.M.の数々。
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No.1627 - 2022/04/10(Sun) 02:26:45
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