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記事No.1632に関するスレッドです

戦争にまつわる話 / 淳吉郎
中村家の賃貸住宅は築40年越え。
古民家とまではいかないが、そこそこの年季です。
昭和時代のレコードや旧車が令和の時代でも現役バリバリなのはサイコーにカッコいいし、それは家屋にも言える。
だがしかし、それにはそれ相応のメンテナンスが必要です。

「うわぁ〜」
夏休みの初日午前9時過ぎ、我が女房の声が響く。
一次洗いを終了した全自動洗濯機の排水時、下水管につながる排水口から水があふれ出たんだ。
状況確認したわたしは「きっと、あれかも」そうつぶやくと、屋外へ向かい【下水】と刻印された鉄蓋を開ける。
これまで幾度か経験済みなのです。

予想どおり、下水管のまわりに雑草がうっそうと生い茂り、水流を塞(ふさ)いでいた。
雑草というのは地上だけではなく地下でも生育する、実にしたたかな生き物。
わたしは下水管にまとわりついている雑草という名の「生き物」をやすやすと引き抜いた。
そう、人間というのは自分の都合のためなら、様々な生き物を排除することを厭(いと)わない生き物なのです。
人間がおんなじ人間を殺(あや)めるという最も非道な行為「戦争」が今も続いている。

長期連休における中村家のナラワシは映画鑑賞。
実は独身時代のわたしが衛星放送での映画放映を録画したVHSビデオテープが数十本あるのだが、女房はその中からチョイスしたいと言う。
んで彼女のチョイスはロバート・デ・ニーロ主演の1978年作品『ディア・ハンター』。
「うん、いいよ」と答えたけど、ストーリーをまったく覚えていない。
映画に限らず音楽でも本でも、たまにあるんですね、内容を覚えていないってことが。
ビデオ、レコード、冊子という記録媒体を所有してるのに、です。
♪世界中に建てられてるどんな記念碑なんかより あなたが生きている今日はどんなに意味があるだろう♪
そんな唄が聞こえてくる。

映画はベトナム戦争にまつわる内容だった。
思い返せば昨年の夏休み映画は『戦場のピアニスト』だった気がする。
今回は映画内容を知らない女房の偶然のチョイスとはいえ、8月に戦争映画を観ることによってわたし個人はいろんな思いを巡らす。ことができる。
そして、仮に戦意をあおる映画に出会ってしまった時、はたしてわたしは「この映画はダメだ!」と拒否できるか、もしくは戦争を肯定する気持ちになってしまうか、というところを考えてしまう。
だって、言葉巧(たく)みに人々を洗脳してしまう輩が昔も今も存在しているのです。

B.G.M.「OTIS REDDING/CAN’T TURN YOU LOOSE(お前をはなさない)」
1967年発表、オーティス・レディングのライブ盤「LIVE IN EUROPE」のA面2曲目に収録。
バリバリのアップ・テンポなソウル・ナンバー。
もうサイコーっ!

☆★☆★☆★☆★☆★
ザ・スリックス、次のライブです。

11/12(土)
浜松 Tehom
iNsidEoUt7

出演:
WHIZZ
THE PIANICA
THE SLICKS
etc..

DJ
Masa68
KENGOi!

詳細後報します

No.1632 - 2022/08/21(Sun) 22:29:19