4月某日、東京にライブを観に行った。 実は東京までライブを観に行くのは3年8か月ぶりでございます。 前回は2019年8月に下北沢で観たラングスティーン主催のイベントだった。 そして、その日はぼくがシナロケを最後に観た日でもあるんだ。
今回は荻窪のライブハウス、ザ・トップ・ビート・クラブでワタナベマモルさん主催の「リー・ブリロー追悼ライブ」。 最初に登場はラングスティーン。 現在、新作アルバムを作成中らしいが、この日のライブも新曲中心、つまりぼく自身が初めて聴く楽曲が多く。もちろんフィールグッドのカバーもありで。 新曲メイン、そしてその楽曲スタイルなど、ぼくは彼らの現在の姿勢を完全に支持します。 つまり、ラングスティーンはロックンロールってことさ。
続いて登場は赤羽ブリロー。 ぼくが敬愛してやまないバンド、Theピーズの歴代メンバーによるフィールグッド・カバー・バンド。 もうトリビュート・マインド満載のサイコーな演奏だった。 そしてライブを観ながら感じたのはピーズのフロントマンであるハルのこと。 現在、ピーズはメンバーを一新して活動を再開していると聞く。 でも歴代メンバーはハルと別バンドを演ることを拒否していない、どころか、まるでピーズのような赤羽ブリロー……これはハルの人柄がなせる業でしょう。
最後がマモル&ザ・デイビス。今回はゲストで伊東ミキオさんが鍵盤参加。 時にオルガン、時にピアノの音色で絡むミキオさんのロックンロール鍵盤がただでさえカッコいいマモデビと絶妙にマッチしていた。 サイコー過ぎて山盛りの「超いいね」を。 選曲もフィールグッドだけではなく、ルー・ルイスやJ・ガイルズやルースターズまでも。きゃぁ。
DJの方も黒人音楽を中心とした選曲ですばらしかったし、久しぶりにロックンロール満載のイベントを体験できた。やっぱこれだよね、ぼくの生命線は。 マモルさん、ありがとうございました。
写真は今回、東京で購入したレコードのうちのひとつ。 荻窪という街は「クラシック音楽の街」とも呼ばれているらしく、荻窪駅から徒歩数分にある月光社という店名からしてグッドなクラシック音楽をメインに扱う中古盤屋を訪(おと)のうた。 ベートーベンの「月光」というピアノ・ソナタが好きなのだが、所有しているレコードとは違うピアニストだと楽曲がどんな風に変わるのかに非常な興味をいだくようになったのだ。 ラングスティーンと赤羽ブリローとマモデビ&ミキオのフィールグッド・カバーがそれぞれの持ち味があってカッコいいように。 んで、この「月光」もすばらしかった。 だって、満月でなくってもオオカミになっちゃうぐらいな月の光なのさ。
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No.1644 - 2023/04/09(Sun) 14:53:07
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