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記事No.1647に関するスレッドです

オーケストラがやって来た / 淳吉郎
いつだったか、とある書籍にてマエストロ:小澤征爾さんが世界各国で活動を始めたきっかけをこう語っていました。
「直純(なおずみ)さんが言ったんですよ、ニッポンでクラシック音楽を拡めるのは俺に任せろ。おまえ(小沢さん)は世界に行け、って」
わたしのぼんやりした記憶なので多少の違いはあるかと思うが、ニュアンスとしてはこんな感じ。
『直純さん』とはニッポンを代表する音楽家:山本直純さんのこと。
おふたりは3歳違い。当時おんなじ音楽師匠から教えを受けていた学友であり、親友であり、ライバルの関係だったとか。

前述のとおり直純さんには「クラシック音楽を我が国ニッポンに根付かせる」という夢があったらしく。
それって数十年前に「ロックを我が国ニッポンに根付かせる」という野望を抱いて様々な活動をしてくれたわれわれロック好きの大先輩の方々とおんなじだと思う。
そんな直純さんが企画したのが1972年からTBS系で放映を開始した音楽番組『オーケストラがやって来た』です。
娯楽番組『笑点』のようにホールにお客さんを入れての公開録画スタイルの音楽番組。
今も昔も、実生活においてほとんどテレヴィジョンを見ないわたしですが、どーゆーわけか、この番組は見てるんですねー(しみじみと)。

とあるきっかけで昨年末にその番組のことを知りたくなってネット検索をした。
そして、10年以上続いた番組のアーカイブ4枚組DVDセットが2014年に発表されていたことを知ったわたしは、のぞみ号よりも速いスピードで即決購入。
んで、届いたDVDセットの出演者一覧を見て驚愕した次第。
世界各国やニッポンを代表するクラシック音楽家はもとより、我が国における著名な演歌歌手や俳優、プロ野球選手や落語家までも出演していたんだ! すげぇ。
どうやったら一般のひとがクラシックに興味を持ってくれるのだろうか、っつー彼のアイデアと気概を感じます。すばらしい。

五月某日、世界各国の首脳がヒロシマに会した。
オーケストラを指揮するのがマエストロだから、ひとつの国をつかさどっている彼らもマエストロと言えましょう。
彼らのコンサート・ホールは国会議事堂ってことさ。
その「オーケストラ」にはいろんな団員(国会議員)がいるから、ハーモニーも多彩です。
でも、それを客席で見ているわれわれ観客(国民)も参加するってことが大切かな、って思います。
直純さんが番組の中で、半ば強引に(笑)観客のみなさんにも唄ってもらうことがあったように。
音楽も政治も見てるだけより参加した方がもっとおもしろい。はず。

B.G.M.「サイモン&ガーファンクル/サウンド・オブ・サイレンス」
ここ数日間のマイ・ブームはサイモン&ガーファンクル。もう最高。

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ザ・スリックス、次のライブです。

6/11(日)
静岡 騒弦
《The Ship Song》

出演:
The Sleepees
仮説
タマラスカ!
SOL
THE SLICKS

開場/開演 17:00/17:30
料金 1500円 (+1d 500円)

No.1647 - 2023/05/23(Tue) 23:12:28