[ 掲示板に戻る ]

記事No.1658に関するスレッドです

同時進行にまつわる話 / 淳吉郎
オリジナル曲にて音楽活動をしているひとたちのうち、自分の自作曲数を正確に把握していたり「100曲以上はあるよ」だなんてサラッと言える方々がいます。
楽曲数の多少はどうであれ、その自己管理能力に「スゴイね」なんて思っちゃう。
なぜならわたしはまーったく把握してないから。
っつーか、新曲が完成した後のライブで披露してるうちにいつの間にかボツになってる曲があることも含め、把握することにそれほど意味を感じていないのです(笑)。
でも自分の創作活動歴において明らかなのは、複数の曲を同時に作ったことは一度もないってことかな。
それは【なんとかラーメン・セット】みたいなセット・メニューにおける「ラーメンとごはんっつー炭水化物系の共存」が個人的に苦手なのにちょっと似ている。かな。

この夏休みの間に一冊でも小説本を、と思っていたが読了したのは漫画だった。
手塚治虫さんの『ルードウィヒ・B』と言う作品。
はい、ベートーヴェンにまつわる漫画でございます。
実はわたくし、漫画をほとんど読まない人種なのだが、縁あって出会った次第。
この作品を雑誌に連載中に手塚さんが亡くなられたため、未完でありながら遺作とのこと。
でも、すっごくおもしろかった、ユーモアもあるし、手塚さんの画風もぶっ飛んでいてすばらしく。
んで、ビックリしたのが、これ以外にも未完の遺作が2作品あるということだった。
3分から4分の長さの楽曲に対し、同時進行できずに1曲ずつ完成している自分にとって3つの漫画を同時進行で雑誌連載していたなんて、想像がつきません。
そして、ラーメンとごはんとパンのセット・メニューに対し手塚さんはどうお考えだったのだろうか。

☆★☆★☆★☆★☆★
ザ・スリックス、次のライブが近づいてまいりました。
ご都合がつくようでしたらぜひ。

8/19(土)
豊橋 AVANTI
AVANTI Presents

出演:
IMPACT
ハローワールド
ROCK-O-MATIC
THE SLICKS

開場/開演 17:00/18:00
料金 前売1500円/当日2000円 (+1d 500円)

B.G.M.「パイヤール室内管弦楽団/ヘンデル 水上の音楽」
水上というのはロンドン・テムズ河のことらしく。
ということはジャケットの絵はテムズ河を航行する船の数々であろう、と容易に想像できる。
だがしかし、ちょっと船の数、多いら? 漫画並みのデフォルメだら。
こんな状況でウォータールー橋から眺める夕陽はパラダイスだっただろうか。
こんな状況でピストルズが『ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン』を船上から演奏していたらどうであっただろうか。
こんな状況でクラッシュが『ロンドン・コーリング』のPVを撮影していたらどうであっただろうか。
わたしにとってのテムズ河ってそんな存在。

No.1658 - 2023/08/18(Fri) 12:59:34