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記事No.1673に関するスレッドです

タイミングにまつわる話 / 淳吉郎
ニッポンを代表するマエストロ、小澤征爾さんは本職であるクラシック以外にジャズやブルーズも聴くとのこと。
60年代にシカゴに滞在していたことがあるそうで、当時、週に3日か4日は現地のブルーズ・クラブに通っていたんだって。すげぇ。
そしてビートルズがシカゴに来た時もチケットを手に入れることができてライブを観てるんだって。すげぇ。
でもお客さんの歓声ばかりで演奏はまったく聴こえなかったんだって。すげぇ。

小澤さんのような体験とおんなじように、同時代を生きていれば、同時代の音楽家のライブを体験することができます、タイミングがあえば。
逆の言い方をすれば、タイミングがあわなくてライブ体験を逸することもあるわけであり。
文明が高速度で進化している現在ですが、残念ながら「タイム・マシーン」や「どこでもドア」は現時点でも、わたしたちの「想像の世界の産物」であるわけであり。
わたし自身のライブ未体験バンドのうち、いま一番観たいバンド、それはAC/DCです。

11月某日。浜松窓枠にてライブ観戦。
ハママツのAC/DCカバーバンド、AK/ON(赤鬼と読みます)を観に行った。
全5バンド出演のイベントの中で彼らはトリで出演。
35分の持ち時間で5曲を演奏。
たった5曲なのに、AC/DCライブにおけるポイントを完全に踏まえたその演奏に打ち震えたわたしは、途中で落涙するのを必死でこらえたんだ。
つまり「ようやくAC/DCのライブを観れたぜ、俺は」って錯覚しそうだったのです。
AK/ONのみなさん、おつかれさまでした。ありがとう。

☆★☆★☆★☆★☆★
ザ・スリックスの次のライブです。

ワタナベマモル《命の次にロックンロール・ツアー 2023》
☆12/16(土) 浜松 TEHOM
☆開場/開演 18:00/18:30
☆料金 2500円(1d別)
☆出演
ワタナベマモル
タオル
マシス
THE SLICKS
☆DJ 只っ

写真はAK/ONライブ恒例の配布カチューシャ「アンガス・ヤング・モデル・アカツノ」を被る筆者でございます。
アンガスは小柄な方で、公表身長は158センチメートル。
実はぼくと2センチメートル違いなんだ。
自分より背丈が高い方々に対し、昔も今もうらやましさ満点のわたしにとって、彼の身長を知った時は「わぁ、一緒じゃん。俺でもなんとかなるかも」って勇気をもらった。
あの日からずーっと、勝手に、親近感を抱き続けているわたしは、いいタイミングで彼に出会えたと思っています。

No.1673 - 2023/11/19(Sun) 20:24:50