6月某日。浜松TEHOMでライブを演った。 フクちゃん、ザカちゃん共同主催の「Amphibious diver vol.1」。 来てくれたたくさんのお客さん、ありがとうございました。
トップはDORK SWAG。 今年初頭までソウル・ミュージックに根差したロックを演っていたGOODTIME ROLLERSのコウキくんが、新たに結成したスリーピース・バンド。 前バンドからの流れにファンクの要素も取り入れた楽曲の数々でお店はスウィング、スウィング、スウィング。 いや、これは「3球空振り三振」ってことではなく、「クリーン・ヒットで踊っていた」ってことです。 カッコよかった。
2番目は神奈川からシナモンファイブ。 初めて観るこのバンドはスリーピースにて日本語詞によるロックを演奏し、その楽曲には洋楽よりも邦楽の匂いが色濃く感じられ。 そして、ドラムを担当していた方の叩き方がちょっと独特で、腕の振り上げ方がまるで「怒ったカマキリ」のような風情でした。 それをご本人にお伝えしたところ、 「いやぁ、怒ったカマキリってちょっとわかんないす」 「だよね。たぶんユーチューブにあるで、検索してみたら」 という会話をした次第。 初対面のひととのこんな感じが好き。
3番目はTHE SLICKS。 30分の持ち時間で全9曲を演奏、最後は『月面からの使者』という曲だった。 この曲は、24年ぐらい前に作った曲なんだけど、現メンバーでは初めての披露。 主催のザカちゃんとはその当時に知り合ったこともあり、なんとなく「この日に演ってみたいなあ」と思い至った次第。 結果として今回の採曲はよかったなと感じました。 これって、まーさーに自画自賛ならぬ自曲自賛ってこと。か。 まあ、いいら。
4番目は東京からEX REVERSION。 これまで2回ライブを観たことがあり、カッコよくて1stおよび2ndアルバムを購入したバンド。 パンク・ロックに軸を置きながら繰り出される多彩な曲調とアンサンブル、それはわたしのツボ。 この日のライブもサイコーだったのだが、それに付け加えてこれまで観た2回同様、今回もメンバーのみなさんは共演バンドが演奏する際、客席前方で盛り上げていた。 こーゆーのもミュージシャン・シップのひとつとわたしはとらえます。 すばらしい。
最後はUP-TIGHT。 初めてアップ・タイトと共演したのは30年ぐらい前だったと記憶している。 その演奏に接した瞬間、「こんな音楽がこの世にあったんだ」って思った。 そしてこの日、彼らの演奏に初めて接した方々が、どうやら多かったらしく見受けられ。 そういえば5月のいつだったか、太陽における突発的な自然現象の影響により、世界各地でオーロラが観測されたという記事があった。 そう、この日はテホムの暗黒空間に深い青色のオーロラが揺らめいていたのさ。 初めてアップ・タイト体験をした方々の視界にはオーロラが映っていたのだろうか。 もうサイコー。
主催のフクちゃん、ザカちゃん、共演のみなさん、そしてテホムのみなさま、お疲れさまでした。 ありがとう。
さあ、6月になりました。 豊橋市二川のライブハウス、AVANTIの月刊小冊子「ヤモリタイムス」6月号にてわたしの800字コラム『淳吉郎のロックンロール・ワンダーランド』が掲載されてまーす。 下記からよろしくどーぞ。 https://avanti-music.com/yamoritimes_27/
☆★☆★☆★☆★☆★ ザ・スリックスの次のライブです。
2024/7/27 (土) 浜松TEHOM HIT A TARGET vol.12 O/S 18:00/18:30 2000円+1d 500円
【出演】 RANGSTEEN WHIZZ the 1970 THE SLICKS 【DJ】 tadaz
B.G.M.「DEEP PURPLE/SPEED KING」 1970年発表、ディープ・パープルのアルバム『DEEP PURPLE IN ROCK』のA面1曲目に収録。 ロックを満喫したライブの翌日、わたしの体内は鍵盤楽器系のクラシック・ミュージックを欲していた。 モーツァルト、ブラームス、ベートーヴェン、チャイコフスキー、ショパン、リストらのピアノ楽曲を聴いたのちバッハのオルガン楽曲へ。 聴いていたら「そーいえば、リッチー・ブラックモアやジョン・ロードはバッハが好きだったな」とか思い始め、気づくと知らぬ間にパープルのレコードを手にしていたんだ。 ああ、今夜も音楽がぼくをどこかへ運んでゆく。
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No.1706 - 2024/06/02(Sun) 20:16:04
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