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記事No.1740に関するスレッドです

けやき通りを横切って / 淳吉郎
11月某日。岐阜のライブハウス、キングビスケットにてザ・スリックスがライブを演りました。
来てくれたみなさん、ありがとう。

1番目はわたしたちTHE SLICKSでございました。
カバー曲、THE KINKS『I NEED YOU』の替え歌『体重』を含む全9曲を演奏。
各バンド持ち時間30分の中、今回の選曲だと計27分弱だった。
おそらくこの日は、今までのスリックス・ライブの中で最も凝縮されたセットリストだったかもしれぬ。
前回のキンビスで観てくれたお客さんからも「この前はネオ・モッズな感じだったけど、今回は攻めてたね」ってお言葉をいただき。

2番目は大阪のThe Fireglo。
初期パンクの匂い、ネオ・モッズの匂い、そしてハード・ロックな匂いもほんの少し感じさせる楽曲だった。
そして、我々が期待するどおりの関西人のおしゃべり、いやMC(笑)。
STIFF LITTLE FINGERSのカバーも披露。カッコよかった。

3番目は店主キムさん率いるSICKS。
刃金のような楽曲とバンド・アンサンブル、そしてキムさんの声色。
そして唄は、かるた札(ふだ)や仮面ライダー・スナック、プロ野球・スナック等のおまけカードを足元にたたきつけるゲーム、通称「ぺっちん」あるいは「ぺったん」あるいは「めんこ」を彷彿させるメロデイー・ライン。
だがしかし、これがポップなのである。すばらしい。

4番目は地元のバンド、DxCxP。
ギター、ベースのおふたりともオレンジ社製のアンプ・ヘッドを持ち込みし、90年代メロコアな楽曲を連発するステージ。
こだわりあふれるライブだった。

最後は愛知のバンドであり、メンバーがナミちゃん・ヤスエちゃん・コバちゃんというぼくの音楽仲間からなるNO SUBSTITUTE。
バンド結成以降、複数回のギター変更を経て、現メンバーがコバちゃんとなり、ぼく自身がようやくこの日にライブを観ることができた次第。
はたして、そのライブはパンク、ネオ・モッズ、パワーポップに加えニュー・ウェイヴの浮遊感が漂うものだった。
これをわたしは「新しい」と感じます。サイコー。

そして、初対面であるDJのNOTTAさんはスリックス終演後の一発目にシナロケ『YOU MAY DREAM』をチョイスしてくれた。
DJブースに行って「ありがとうございます」と言うと「はい、一応スリックスの予習をしてきました」だって。
こーゆーのすっごくうれしいね。
共演のみなさん、呼んでくれたキムさん、お疲れさまでした。ありがとうございました。

この日は不思議なことに岐阜市内のホテルが満室状態だった、2か月前から。
どうやら翌日に岐阜基地航空祭と女性限定のマラソン大会が開催されるため、と思われ。
そのため、わたくし淳吉郎さんは車中泊、齢(よわい)57にして。
寝袋持参、これはバイク乗りとして全国を走くりまわっていた20代中ごろに使用していたもの。
これが30年以上の月日を経て再使用と相成りました。すごいら。

朝7時半に携帯電話のベル・タイマーを設定し、無事起床した次第。
車内でおにぎりとゆで卵と緑茶での朝食を済ませると、なにやら車外がにぎわっていて。
見るとたくさんの高齢の方々が街路樹であるけやきが落としたハッパの清掃を始めていた。
それを横目になんとなく読みかけの文庫本を手にすると読み始めてしまい、なかなかハママツに戻れない晩秋ギフのサンデー・モーニング。
文庫本を読み終えると、いまや清爽(せいそう)な雰囲気のけやき通りを横切って帰路についた次第。
ビビっ ビビっ イェ〜いっ!

☆★☆★☆★☆★
次のライブです。

◎淳吉郎ソロ
《HIT PARADE DELUXE TOUR 2024 in TEHOM》
12月7日(土) Live/Bar 浜松 TEHOM
開場/開演 18:00/18:30 料金 2500円(1d別)

出演
ワタナベマモル
タカイヒロナオ
ちひるね
淳吉郎(THE SLICKS)

DJ 只っ

◎THE SLICKS
《Mr.ワリコメッツ RETRATOツアー》
12月28日(土) LIVEHOUSE 豊橋 AVANTI
開場/開演 18:00/19:00 料金 前売3000円 当日3500円(1d. 500円別)

出演
Mr.ワリコメッツ
Scramble
THE SLICKS

B.G.M.「THE TIMERS/35周年祝賀記念品」
11月13日発表となったザ・タイマーズのアナログ3枚組。
未発表曲満載で「えっ!?」っての、ばっかりです。
これはすごい作品。

No.1740 - 2024/11/17(Sun) 18:03:39