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記事No.1743に関するスレッドです

楽曲にまつわる話 / 淳吉郎
12月7日(土)、浜松のライブ・バー TEHOMにてライブ・イベント《HIT PARADE DELUXE TOUR 2024 in TEHOM》を開催しました。

トップで出演は淳吉郎さん。
彼は浜松で活動するTHE SLICKSというスリーピース・ロックンロール・バンドでギターと唄を担当しているらしいのだが、今回はアコギ弾き語りでの出演らしく。
なるほど、常に電気力に頼っているエレキ弾きのひとにありがちなアコギにおける音鳴りのイマイチな部分を彼もやっていた。
おまけに歌詞カードを見ながら唄ってるんで唄声もイマイチ聞き取りづらいし。
今後はバンドでの活動一本に絞った方がいいかも、と思った次第。
そんな彼でも「いいな」と思ったことがひとつだけあって。
それは彼が日ごろからSNS等でのたまわっている「表現者は新作が大切」という自説のとおり、『ロードムービーの主人公』という新曲を演ったことです。
キミの姿勢を俺は支持するぜ。

二番目はちひるねさん。
アコギを指弾きで奏でる彼女。
そして、そこから放たれる楽曲の曲調と歌詞の世界は底抜けに明るいでもなく、かといって、底抜けに暗いでもなく。
だがしかし、そもそも「明るい暗い」という基準値は「どこ」にあるのか、というものでもあり。
つまり、彼女がステージから放出する「色あい」がぼくは好きなのです。
うつくしく、カッコよく、そして、でしゃばらない、そんな色どり。
この日もそんなライブだった。サイコー。

三番目はタカイヒロナオさん。
数年前、浜松にあるレコード屋SONE RECORDSにて店長から「ジュンさん、絶対に気に入ると思いますよ」って言われて「ホント? クワちゃん(店長)が言うんだったら間違いないね」つって購入したCDが出会い。
浜松のひとなのにライブはおろか存在すらも知らなかった彼の音源を。
そして、その音源を聴いて、ぼくは感激した「こんな音楽家がおったと? ハママツに」って。
はい、感激すると博多弁になっちゃうのは、♪俺が持ってる悪いクセ♪
その後、数回ライブを観ることができて、連絡先を教えてもらい、そして共演と相成った次第。
この日、ぼくが所有する彼の音源群から披露した曲は1曲のみ。
知らない曲ももちろんサイコー。
それは上述の通り新曲をメインに演っていく姿勢。すばらしい。

最後はワタナベマモルさん。
この日はマモルさんが今年8月に発表した7インチ・シングルと10月に発表したアルバムのレコ発でした。
ぼくはアマチュアでバンドを演ってるけど、数少ないライブの際でも「セットリスト」と呼ばれる演奏曲や演奏曲順に細心の注意を……いや、細心の思いを込めて選曲します。
ぼくと違いプロとしてニッポン中をツアーしているマモルさん。
彼は35年以上に渡るミュージシャン生活の中でどうやってセットリストを決めているのだろう。
この日のライブは前述した7インチとアルバムの収録曲を中心としたセットリストだった。
そして、感じたのはマモルさんはどんな楽曲を演ってもやっぱり「ロックンロールそのもの」だったってこと。
曲の雰囲気そしてニッポン語による歌詞の世界が。もうサイコーすぎる。

12月のお忙しいところ、来てくれたお客様、出演のみなさま、TEHOMのみなさま、ありがとうございました。

☆★☆★☆★☆★
ザ・スリックス、次のライブです。

《Mr.ワリコメッツ RETRATOツアー》
12月28日(土) LIVEHOUSE 豊橋 AVANTI
開場/開演 18:00/19:00 料金 前売3000円 当日3500円(1d. 500円別)

出演
Mr.ワリコメッツ
Scramble
THE SLICKS

B.G.M.「JOHN LENNON/HAPPY XMAS(WAR IS OVER)」
1982年発表、ジョンのベスト盤『THE JOHN LENNON COLLECTION』のA面8曲目に収録。
もしジョンや清志郎が生きていたら、こんな世の中でどんな新曲を唄ってくれただろう。
いっつも、そんな気持ちです。

写真は音楽仲間、蟹江くんが撮ってくれたその日の淳吉郎さんです。
蟹江くん、ありがとう。

No.1743 - 2024/12/08(Sun) 23:48:45