冒頭から個人的な話で恐縮だが、小学校高学年で近視によるメガネ着用。 そして、自分の年齢とともに時代は進み、コンタクト・レンズが普及してゆき。 ひとのお顔は100人100様。 100人のギター弾きに100とおりの「ジョニー・B・グッド」。 だから、メガネが似合うひとがいるけど、「それ」なしを希望する方々にとってコンタクトは必需品と言えましょう。
実はわたくし、コンタクト未着用……なぜなら怖いから。 つまり臆病者なのさ。 やがて、これが功を奏していることに気づいた。 ライブ時にはメガネを外し裸眼でギターを弾くこの臆病者、客席が見えないぼやけた風景だからこそ、いつも緊張せずにギターを弾いている次第。
8月某日。浜松のライブ・バー TEHOMにてTHE SLICKSがライブ演奏。 WHIZZ presents【INSIDEOUT 14】SHE’s 2nd EP Release Showにて。 集まってくれたたくさんのお客さん、主催のWHIZZ、ありがとうございました。
トップはWHIZZ。 遠距離メンバーでの活動となっている彼らがスタジオ練習できるのはまれな事らしく。 この日は4か月ぶりの全メンバーでの練習を含むライブなんだって。わお。 だがしかし、リハーサルから信じられない完成度でパンク、パワーポップを披露。 これはメンバー3人が持つミュージシャン・シップの高さだからこそ、と思った。 んで、そのテンションのまんま本番トップでぶっちぎりのライブ。さ。 いきなり店内がヒート・アップっ! サイコーすぎる! ありがとう。
2番目はTHE SLICKS。 30分の持ち時間で9曲を演奏。それでも3分ぐらいの余裕があったから通常よりMCもちょっぴり多めにし、楽曲紹介に充てた。 バンドとして今までにない曲調での新曲2曲を披露。 そう、これがわたしの生きる道。です。 そしてこの日、関東から観に来てくれた長年のバンド仲間が目の前でノリノリなのに、彼女の存在に気がつかないこの近眼臆病者はぼやけた風景を前にいい気になってギターを弾いていた次第。 あちゃぁ。
3番目はNO SUBSTITUTE。 昨年11月に岐阜のライブ・ハウスで共演してるんだけど、今回はサポート・ギターでのライブだった。 バンドがステージから発するパンク、パワーポップ、そしてモッド・リバイバル感あふれる楽曲の数々はあいかわらずこの日も健在。 カッコよかった! ありがとう。
4番目はSHE’s。 女性4人によるこのバンドはこの日が初見。 曲尺1分から2分というパンク・ナンバーを連打連打連打。 特筆すべきはすべての楽曲がそれぞれ個性(曲調)を発しており、そのアレンジもすばらしい。 ぼくがつねづね思っている表現における究極ポイントは「足すことより差し引くこと」。 彼女たちのライブはそれそのものだった。 すばらしい! ありがとう。
最後はthe 1970。 静岡県外でも普通にライブしている彼らはハママツにおける数ある音楽表現者のなか、現時点で一番ライブ活動をしているバンドだと思う。 そんな百戦錬磨なバンドだからWHIZZからスタートし、ヒート・アップし続けたこのイベントのトリにふさわしい情熱かつ狂乱なライブだった。 郷ひろみさんみたいな♪あーちーちっ!♪なライブ。ありがとう。
そしてこの日、個人的に確かだったことがひとつあり。 サイコーなお客さん、出演者、企画者、そしてライブ・ハウスでのイベントは「ぼやけた風景」ではなく「クリアーなライブ体験」としてわたしの脳裏深くのスペースに記憶される、ってことなのです。 もうサイコー。
☆★☆★☆★☆★ わたくし、次のステージはDJでございます。
9月13日(土) 浜松 TEHOM the 1970 presents bEERPiGs×SICKS split 7inch 『SICK bEER NATiON』レコ発 開場/開演 17:30/18:00 料金2500円 (+1D 600円)
出演 the 1970 The Buddies EX REVERSION SICKS bEERPiGs
DJ 淳吉郎(THE SLICKS)
写真は長年の音楽仲間、SLEEZ SISTERSのギター弾きリコちゃん撮影。 リコちゃん、ありがとー。 眼前にいるキミに対し、ぼやけた風景でゴメンなさーい(笑)
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No.1794 - 2025/08/03(Sun) 17:37:45
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