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記事No.849に関するスレッドです

カレーは辛ぇ。 / 淳吉郎
ヤル気だとか、気合いだとか、ダルいだとか、なまけるだとか。そんなもんとは全然違う場所で俺は仕事をする。しているんだ。超然的スタンスでタイムカードは押され、押し戻される。はやぶさが持ち帰ったカプセル内に存在しているようなものに近いかも知れぬ。
♪キン・コン・カン♪真冬のアスファルトに無理やりクギを打ちつけた時に鳴るような音でチャイムが鳴った。正午だ。そんな俺はそんな形態で本日午前中の作業を終えると職場の食堂へ向かった。「今日のメニューはな〜にかな?」なんてな調子で本日のメニュー・サンプルを見ると【イカ・リング・カレー】なんてなものがあったのでそれにした。カレーには冷水。なので寒くなった昨今なのに本日はお茶ではなくて冷水。年寄りの冷や水ってか?うるせー。カレーには冷水なんだよ。チャック・ベリーにはダッグ・ウォークなんだよ。ピート・タウンジェントにはギター破壊なんだよ。忌野 清志郎には「愛しあってるか〜い」なんだよ。
飴は甘ぇがカレーは辛ぇ。ポールが通る。ジョージが常時情事。イカ・リング・カレーは美味かった。辛いから汗が出てきた。冷水も美味かった。カッコいい楽器演奏者だったら“音を出さない”っていう『無音の音』があるって事を知っているはず。冷水もそうさ。水は無味っぽいが『水の味』があるのさ。食後は恒例:昼休みの本読み。現在は夏目漱石の『門』を読んでいる。あと30ページぐらいで完読なんだけどもこれがまた面白くて。なんかすごいなぁ、夏目さんは。明治の時代にあの文体、ストーリーだぜ。夏目先生っ!夏目先生っ!夏目先生っ!って叫びたくなるぐらいさ。
食後に読み始めても汗が流れてきた。ハンカチで汗をふきふき。カレーは辛ぇ。『門』を読んでるもん。
閑話休題。
帰宅すると封筒が届いていた。11月21日、浜松窓枠でのザ・クロマニヨンズのチケットさ。発売日に即行完売のチケット。当日の電話もダメでオークションも1万円越えの値が付いてて。さすがに諦めかけたが先日、女房のバンド仲間から連絡あり。彼のさらにその仲間がチケットを売りたいらしいという。原価で。飛びついた中村家。そして今日届いた、東京在住の方から。
いや、別にね、俺はね、よかったんだよ「別にもういいよ、観れなくても」ってさ。でもさぁ、俺が行かないとさぁ、クロマニヨンズのライブさぁ、始まんないら。浜松の中学生や高校生やヤングなクロマニヨンズ・ファンがライブ観れないじゃん。だーかーら、チケット買ってあげたんだよ、東京の方から。
Tシャツ何を着てこうか。ステージ上のバンドマンが着飾るようにお客さんもライブん時は着飾るのさ。お気に入りのTシャツを着てかなくちゃ。そういや、ザ・クロマニヨンズ、今回のアルバムの先行シングルは“オートバイと皮ジャンパーとカレー”だったな。まぁ今日だけに、カレー様様ってところか。いぇい。
金曜日までは超然的スタンスのまんま行くぜ。週末のために生きてるのさ。

B.G.M.「ベイ・シティ・ローラーズ/二人だけのデート」

No.849 - 2010/11/17(Wed) 21:08:26