一週間の仕事を終えて金曜日夕方に帰宅したわたしは何者にも束縛されない自由人「週末は俺のものだ」的な。自由人だから発想が自由さ。なので急に思いついた「土曜日の晩ごはんと日曜日のお昼ごはんはカレーライスにしよう」って。水曜日のお昼がカレーライスだったのにもかかわらず。だ。一週間に3回カレーを喰う。なかなかでしょ。だって日曜日は【ザ・クロマニヨンズ ツアー2010-2011 ウンボボ月へ行く】のツアー初日が浜松であるからさ。おまえガソリン おれカレー♪。 しかしツアーの初日が自分の街からスタートってのは感慨深いね。なんか日本中にある市区町村の中から選ばれた感じがしちゃう。そうして翌日、わたしは具材を昼下がりに買い集めると、夕方前から作り始めた土曜日。そうそう「夜は映画でも観よう」って思ったわたしは昼下がり時にレンタル・ビデオ屋にも寄っていたのだ。レンタル・ビデオ屋って個人的には20年ぶりぐらいの入店か。最近は返却ボックスってのがあるのにビックリ。『パイレーツ・ロック』を借りてきた。いい映画。B.G.M.もグーだし。ビデオ屋の棚で見つけた時その隣に『キャデラック・レコード』があったので今度はそれ観てみよう。 日曜日の朝に起床すると朝食。モカ・コーヒー飲みながらはちみつ塗り食パンを喰ってるといきなり思いつく。だってわたしは自由人「クロマニヨンズ・・・というかヒロト&マーシーが昔から今までに渡り演り続けている音楽は俺のバンド:ザ・スリックスが演ろうとしている事にとっても近いではないか。って事はクロマニヨンズのライブに来る客は少なくとも俺の嗜好と似てるって事さ。ん・・・もしその客の中に『バンドを演りたい』って思ってる奴がいたとしたら・・・『けどメンバーが見つからない』って・・・そいつの担当楽器がベースやドラムスだったとしたら・・・これはチャンスじゃないか。俺にもチャンスだしバンドを演りたがってるそいつにもチャンスかもしれない。いや“チャンス”ってのは「チャンス!」って感じた時が“チャンス”なんだろう。そう感じない時は単なる出来事さ。チャンスをモノにしよう!ライブ終演後に会場から出るといろんなフライヤーやチラシを配る人がいるように俺もバンドメンバー募集チラシを配るか・・・いや、それよりもっとインパクトのある方法でやってみよう」。 近くのスーパー・マーケットに行くと80センチ四方のダンボールをもらってきた。部屋に戻るとパソコンのエクセル画面を開く。A4用紙4枚分に渡り横書きで文字を打つ《メンバー募集 ベースとドラムス ねぇキミ!ボクと一緒にクロマニヨンズみたいなバンドを演ってみないかい》。ダンボールに貼っつけて完成。興味ある奴には音源も渡そう。スリックス既発表曲をCD-Rに3曲ダビング。それを6枚作成。 午後6時発の電車に乗って浜松市街へ。午後6時20分頃、店に着く。行列ができてる。今回の会場:浜松窓枠は今年になってから移転したのだがわたし自身は移転後初めての入店。詰めれば500人のキャパらしい。上を見ると天井も高い。「おぉーデカイなあ」なんて思う。ちょうどその時わたしの後ろにいる若者達がしゃべった「いやぁ〜狭いねぇ〜ここ」。ここがポイントなの。浜松だったらルクレチアやメスカリンやG-SIDEなんていう80人〜150人キャパなイカしたライブ・ハウスに普通に足を運んでる人たちもいれば500人キャパのお店を狭いって感じるような人たちもいるんだ。 ほぼ定刻通りにライブがスタート。ぎゅう詰めでステージがあんまし見えなかった。けど、んな事どうでもいいんだ。ヒロトとマーシーがまたアルバムを作ってツアーを始めた。今年は俺の街からツアーを始めたぜ。そんな事を考えてたらちょっと涙腺ゆるんだよ。そしてライブは終わった。通路を抜けて外へ。 出口の真ん前の目立つ場所に位置すると「どばっ」っと80センチ四方のダンボールを拡げる。みんなの視線を感じる。けっこう見るもんだなあ。しかし反応ないなあ。メンバー探してんのになあ。ベース弾きもドラマーもいないのかなあ。残念だなあ。“チャンス”はひとつの“パフォーマンス”って事で終了したのさ。
まだまだあきらめずに探すぜ。それに曲を作りたくなってきたよ。いい曲を作りたい。 そうそう、カレーは大量に作ったんで月曜日の朝ごはんまで使われたんだ。
B.G.M.「THE GEORGIA SATELLITES/Let It Rock」 ジョージア・サテライツのベスト盤。最近ふとした事から300円にて購入。
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No.851 - 2010/11/22(Mon) 12:30:40
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