博多から戻ると俺たちは荷物を浜松駅のコインロッカーに預けた。そのまま近くのレストランに入ると晩飯。午後7時半にルクレチアへ向かった。ヌ企画:NU ROCK 1へ。 ルクレチアへ入るとなんか知り合いが多くてね。同窓会的ニュアンスも多々あり。ヌのメンバーは代介、スー、金ちゃん(年齢若い順)なんつーポルカ・ドット・スリム〜ルクレチアの流れの中の10年来の仲間たち。そして静岡からthe Sleepees。何年ぶりの浜松ギグだ?どおりで知った顔が多いわけさ。「博多臭くてゴメンね」なんて言って何気に博多帰りを誇示しながら席に着く。 トップはヌ。60年代〜70年代の洋楽カバーを演奏。難しいナンバー連発。代介は叩きながらメインで唄うし。またライブ観てみたい。オリジナルとかもやってくのかな。続いてちんぷくめげれんこ。10月に俺自身がタイバンしてお気に入りになったバンド。MC一切無しで演奏をたたみ掛けてた。フロントマンであるGr.&Vo.のコの雰囲気を読みながらBa.とDr.のふたりがそれぞれの顔を見合わせもせず一気に曲をつなげて行く。若いのに大したもんだなあ。トリはスリーピーズ。相変わらずのルーズなロックンロール。3人の息がぴったり。メンバーチェンジ無しで演り続けてるからこその演奏。そして3人の実力が高いからこそ。 演奏が終わり時計を見ると午後10時40分過ぎ。あわててお店をあとにした。だってコインロッカーが午後11時までだったんだ。 日曜日は柳茶屋とキンブラのメンバー在籍:N'夙川ボーイズを観にルクへ。柳茶屋はぶっ飛んでた。なんかすごかった。最後から2曲目の時だったか路ちゃんはマイク・スタンドからマイクを外すとマイクのコードをぐるぐると首に巻き付けて、んでマイクを再びマイク・スタンドにはめて唄いだした「路ちゃん!危ないよ!そんな事したら。もしキミが何かのハズミで横に倒れたらマイクのコードが『ギュっ』ってキミの白鳥のような細い首を締め付けちゃうじゃないか!《女性アンダーグラウンド・ロック・ギターリスト事故死》なんて見出しの明日の朝刊を見るのはゴメンだよ!」そんな事を思い巡らす光景もあった圧巻のライブ。N'夙川ボーイズを観るのは2回目。このバンドは楽曲がいい。ぶっちゃけた話、キンブラよりも好き。すごく参考になる曲作りだし。最小限のアレンジで持ってっちゃうとかね。ルクに来たお客さんを全員巻き込んでのステージ(みんなで輪になってグルグル廻ったんだ)は笑えた。基本的に俺はそういうステージングあんまし好きじゃないんだ。だけど今回は廻っちゃった・・・。いいライブには乗せられやすいのさ。
こうして金曜日からの3連休は終わりを告げました。両肩の上にナニかが覆いかぶさってくるのを感じながら眠りについたのさ。覆いかぶさってるのは月曜日ってヤツだったのかもしれない。いや、月曜日を否定する気持ちってヤツだ、きっと。
B.G.M.「THE EVERLY BROTHERS/BEST」 博多で買ったレコードだよ。
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No.856 - 2010/11/29(Mon) 21:01:57
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